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A Feline With Forsight
この夏、「予知能力のあるネコ」として紹介され話題を呼んだのは、米国ロードアイランド州の高齢者介護施設に住む「オスカー」だ。
介護施設の高齢者が死期を迎えると、数時間前からベッドに飛び乗って丸くなり、のどをゴロゴロ鳴らし始めるのだそうな。今まで、25人の死を数時間前に予知し、外れた試しがないという。
おかげで、介護施設のスタッフは重宝している。なにせ、数時間前には「この人は死ぬ」ということが分かり、一足お先に準備を始められるからだ。遺族に連絡を入れたり、いろいろと活用されている。
あるとき、重病のお婆さんのところに、スタッフがネコを何度も連れて行ったのだが、ネコは留まろうとせず、どこかに去ってしまった。しかし、数日後「いよいよご臨終です」という連絡を受けて駆けつけたスタッフが見たものは、ベッドの上で丸まって、ゴロゴロいってるネコの姿だったという。
おそらく、このネコは、人がこの世から旅立つ瞬間が好きなのだろう。「ご卒業、おめでとうだニャア」と言いたい心境なのに違いない。
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