ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2015年04月22日 | 世界心理治療学会アドバイス
 ☆ 自然はエネルギーチャージの場
 これからますます緑が美しくなる季節です。
「自然は大きなゆりかご」と言いますが、大昔私達の祖先は山や野を駆けめ
ぐったり、海辺や川の水辺など、自然の中で暮らしていました。
 明るくなると起きて働き、暗くなると眠る生活をしていて、それが私達の中
にある自然の生体リズムです。現代は環境の変化が大きくなり、昼夜逆転の生活
をしていたり、体はあまり動かさずに、神経だけ酷使するような生活になって
います。まして都会では自然がだんだん遠くなり、心癒される場が少なくなり
時間に追われる忙しい毎日、わずらわしい人間関係、押し寄せてくるさまざまな
ストレスなど、心身が消耗するのは当然なことでしょう。
 
 これは指導の実例ですが、ストレスのためかだんだん視力が衰え、いくら治療
しても良くならず、仕事を休まなければならなかったビジネスマンが、私のカウン
セリングルームに相談にきました。自律神経を安定させる「自律訓練法」を指導
したり、完璧主義の性格を変えるために、性格分析や心理分析をし、それらを
どのように変えるかについて、詳しくいろいろアドバイスしました。
 また休日には山が大好きと言うので、近郊の山に行き、自然の中でボケーッと
したらと、勧めたのです。すると彼は毎週のように一人で近くの山に登り、誰も
ない広い所で、空を流れる雲を見るともなく見たり、頭の中を空っぽにしてぼん
やりすることをくり返しました。
 すると、治療しても回復しなかった視力が、だんだん良くなってきたのです。
3カ月ほどで職場に復帰できましたが、ストレスは「目から腰痛まで」肉体面や
心理面にも大きく影響します。

 ときには大きな自然の中の何も考えずに、どっぷり浸かって身を任せ、疲れた
心身を労わるのも大変心身がくつろぎ、エネルギーがチャージされます。
 もしも遠くへ行けなくても、身近な公園の新緑の小さな自然や、街路樹などを
見るだけでも、「緑は目薬」とも言われるように、神経が癒やされることでしょう。
 あなたも神経が疲れたら、非日常的な大自然の中にどっぷりつかって、心も
体もリフレッシュしませんか。緊張、リラックスのくり返しが、私達の心も体も
癒してくれるのです。私は混雑するゴールデンウイーク前に、友人と一緒に比較的
近い所に、青葉や若葉のシャワーを浴びる小さな旅をするつもりです。



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