ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2014年12月14日 | 世界心理治療学会アドバイス
  ☆ 頭痛に悩まされていた原因はストレス
 Rさんはある会社に勤めていますが、その部署は大変忙しいところで、全員が
ほとんど休みなく働いていました。そのため、たとえ体調が多少悪くても、決し
て休むことがでいなかったのです。もともと自己主張できない性格の上、仕事
がらみのストレスが多く、いつも頭痛に悩まされていました。
 先日も上司に呼びつけられ、仕事のやり方について、いろいろと細かく
指示され、その時にも一言も言い返せず、ひたすら我慢していたそうです。
 子供の頃から大人しく「ノウ」となかなか言えませんし、同時に嫌われ
たくないという気持ちが人一倍働くようです。
そのためか、今まで恋愛しても、相手の言いなりになるためか、頼りがいがない
と思われるらしく、いつも振られてばかりだったのも、またRさんの悩みでした。

 そんな自分に嫌気がさして、「自分は素直過ぎて、いつも損をするので、我慢し
ないで生きたい」と相談に訪れました。自分を変えるためには,性格、考え方
行動パターンなど、自分の内面を詳しく知ることが第一段階です。
 それらを分析すると、かなり明確な内面が分かります。自分でも分かって
いても、テストでハッキリ表面に出たネガティブな面、やマイナス面を、どの
ように方向転換させるかについて、詳しく、具体的事例を出してアドバイス
するのがわたしの指導法「能里メソッド」です。
 そのため、「自分を向上させるための方向性が明確になる」のが、大きな
特徴です。ただし、それためには、行動を起こす勇気や、努力などが必要な事
は言うまでもありません。今までわたしの指導経験では、劇的に変化した
指導ケースは、数限りなくあるのですが、おそらくこのように指導する機関は
あまりないでしょう。

 Rさんにはいろいろな分析結果のアドバイスをすると同時に、本当の素直さは
「自分の本当の気持ちで、我慢して相手にあわせることではない」あなたは
「自己主張できず、相手に迎合しているだけ」と、ハッキリ言いました。
また、そんなイエスマンは、「他人に軽んじられ、利用され、損をする、また
自分が最もストレスを受ける」ことも詳しく説明ました。
 また、「どうしてもノウと言えない」と言うので、次のようにアドバイス
をしました。
 その物事は、自分にとって…
      1 できるか、できないか。
      2 快か、不快か。
      3 損か、得か。 
      4 もしも断ったら、相手のどんなリスクがあるのだろう。
 たとえば、1 やればできる。
      2 楽しくない。
      3 あきらかに損だ。
     、4 自分がダメなら他の人に頼むか、諦めてもらう。
 などと考えれば、あなたが断っても迷惑にはならないのではないかしら。
そう考えれば、案外上手に断れるでしょう、とお話しました。
 
 余程でない限り、自分が犠牲になってまで、相手に合わせることはありません。
大切なことは「自分の本当の気持ちを優先する心のクセをつける」ようにする
だと思います。感覚的で自己主張が強い私自身は、二番を最優先し、それが自分
にとって楽しければ、無理してでも都合をつけると言うと、Rさんは、「確かに
先生のおっしゃる通りですね」と、笑いました。
 とは言っても、それが仕事であれば、断れない場合も無論あるでしょう。
また時にはプライベートでも、あまり気がすすまなくても、付き合わなければなら
ないのが、人間関係を良好に保つためには欠かせませんが…
 それはその時の状態により、判断する事も大切だと思います。
それからのOさんは、かなり勇気を出して「ノウ」と言えるようになり、気がつい
たら、頭痛がすっかりなくなったそうです。
 もしも心あたりのある方は、この方法を試してみては如何でしょうか。





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