ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

カウンセラーからのアドバイス 64回

2007年05月05日 | 健康
   ☆ 意識と無意識との間
 先日久しぶりに他者催眠法を指導するため、その資料を整理していたら
こんな言葉が書き留めてあるのに気がつきました。
 それはわたしが大分以前に、とても印象深く心に刻み付けられたので
すしょう。それは有名な心理学者のユングの著書にあった言葉でしたが、
その言葉ををご紹介しましょう。
 「意識と無意識との間にある中心と言うべきところに「自己」がある。
「自己」は自我の意志より高いものがあり、それに対して人は頭を下げ
なければならない、我々は内的人格の欲することや、声の言うとおりに
行動すれば、苦痛はない」と。大変曖昧なようですが、非常に含蓄が
ある言葉です。これはどんな意味があるかお分かりでしょうか?
 わたしはこのように理解しています。それは「理性を超えた内なる声に
絶えず耳を澄ませていると、それらは真実であるので、悩んだり、逡巡
したりすることは少ない」ということではないでしょうか。
    ☆ 直観力を磨く
 多分それはそれがインナーヴォイス〔内なる声〕で、一言で言えば直観
ではないかと考えています。わたし達はとかく理性〔左脳〕で物事を判断
しがちですが、さんざん考えた末ようやく決断したことでも、あまり
スムーズに運ばず、むしろピンと感じたことを決断し、それを信じて行動
した方が良かったことなども、世の中には多々あるようです。
 天性でそのカンが強い方は別として、直観力があるのとそうでないのとでは
すべての面でかなり影響が大きいとわたしは思います。
 そのカンを磨くためには、精神的な修行が必要ですが、それは滝に打たれ
たり、瞑想をしたり、座禅をしたり、神仏を信仰したりなど、さまざまな
方法があるでしょう。またその他にもセルフコントロール法の習得や
大自然との触れ合いなども、自然とわたし達の内なる何かが結合し、感性が
研ぎ澄まされることでしょう。またいつも必要以上に頭で考え、熟慮しなけ
れば動けない方、また何故かあまりツキがない方などは、この直観力を培え
ば、もしかして人生がかわるかもしれませんよ。
 心あたりのある方はあなたなりの直観力を培かうために、努力をなさっては
如何でしょうか。いずれにしても時間は待ってくれませんので、大切なチャンス
を逃がさないためや、よりアクティブに生きるためなどにも、きっと役立つ
ことでしょう。
                            能里子

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