2007年3月25日(日) マチネ 日生劇場 1階 F列 26番
トミー、ナレーター=中川晃教、ウォーカー夫人=高岡早紀、ウォーカー大尉=パク・トンハ、アーニー伯父さん=右近健一、ナース、シスター、専門医の助手=村木よし子、ナース、専門医の助手、サリーの母=斉藤レイ、ナース、ジプシーNo.2、ピンボールクイーン=山崎ちか、アシッドクイーン=ソムン・タク、いとこのケヴィン、教祖、ピンボールキング、スーパーピンボールマシンマン=ROLLY、トミー(少年時代)=塩野魁土、他。
作=ピート・タウンゼント、デス・マカナフ、音楽=THE WHO、演出=いのうえひでのり、振付=川崎悦子、他。
新婚のウォーカー夫妻だったが、夫は第二次世界大戦へ出兵、やがて行方不明に。身ごもっていた夫人は、男の子を出産。数年後、新しい恋人と生活をしている所へ、突然 夫が戻ってくる。逆上した夫は恋人の男を殺害。その現場を幼いトミーが見ていた。「何も見ていない、何も聞いていない、何も話してはいけない」と両親から言われたトミーは三重苦となる。
青年となったトミーは、変態のアーニー伯父さんや、暴力的ないとこのケヴィンなどに虐待を受け、更には娼婦館でアシッドクイーンによる性的な経験もさせられる。しかし反応はない。
だが、ピンボールマシンに出会い、記録的なハイ・スコアで一躍有名人に。あるキッカケで三重苦からも解放されたトミーは、マスコミや若者などから熱狂的に祭り上げられ、教祖的な存在にまでなるが、すぐに冷めたく あしらわれる。
これはミュージカル?音楽劇?ロックオペラ??
なんだか新しいジャンルのような気もする。セリフも少ない、歌も少ない、パントマイムで進む所も多く、展開だけは早くて、「動画付きの絵本」をめくっているような印象を受けた。
メタマクでお目見えした例の大きなLEDが素晴らしく綺麗。今回は障子のように横に開く形になっているので、場面転換時や、セットとしての役割を担っていた。
日生劇場ならではの、天井に映える照明も美しい。ただ歌が聴き取りづらい。そして観客側も、乗っていいのか、どういうスタンスで観劇すべきものなのかが解らない、とまどいを感じる。
トミー役の中川君。またしてもこの人でなければ、この役は出来なかっただろうな…と思わせる役。三重苦で外の世界とは一線を画していても、トミーの頭の中では楽しい想像が動いていて、つねに触れ合いと愛に飢えている。
歌はパワフルでサスガである。中川君の背の小ささも余り感じなかった。
母の高岡さん、思った程 歌は酷くないが、声量がないので残念。
父のパクさん、一人正統派ミュージカルの発声方法で、他のキャストの中では少し空回りしているようだが、軍服姿は似合うので、ま、いっか。
変態アーニー伯父さん役の右近さん。コートの下はパンツ一丁ですか…(滝汗)トミーに何の人体実験しているんですか… 怪しすぎる。
娼婦アシッドクイーンのソムン・タクさん、歌うまー!ギリギリのナイスな衣装でエロチックな世界を醸し出してます。その脇には、ちか姐さんも頑張ってます!
ROLLYさん、脚ほそー! この芝居には一番ハマっている人でしょうね、多分。
トミー子役の塩野くん。大きくなってぇ~。歌は少ないし、台詞もほぼ無いんですけど、演技でアピール。
1幕最後の「ピンボールの魔術師」という曲では、中川君はクレーンに乗り、客席半ばまで登場。舞台からはピンボールに見立てた、ハンドボール位の大きさの球が打ち出された。これはスタッフが回収。
ピンボール台には歴代 新感線で上演された舞台のタイトルが書いてあったのかな? どれかにはメタマクのハート柄が書いてあった。あの回転ベットは使い回しですね(笑)
観客の中にはリピーター、もしくは中川くんのファンか、一部盛り上がってナンバー中でも手拍子をしたりする人もいたが、いつ拍手していいのか良くわからない。
そして2幕では、ストーリーが解りづらく、1幕目の たたみかけるような流れが少し断ち切られた感じ。
好き嫌いが分かれる舞台であった。
今日は特別なのか、カテコ後にミニライブ。
ROLLYさんがギターを弾いて、ソムン・タクさん、右近さん、中川くん、他キャストなどが歌って盛り上がり、1階は ほぼオールスタンディング状態で終演となった。
トミー、ナレーター=中川晃教、ウォーカー夫人=高岡早紀、ウォーカー大尉=パク・トンハ、アーニー伯父さん=右近健一、ナース、シスター、専門医の助手=村木よし子、ナース、専門医の助手、サリーの母=斉藤レイ、ナース、ジプシーNo.2、ピンボールクイーン=山崎ちか、アシッドクイーン=ソムン・タク、いとこのケヴィン、教祖、ピンボールキング、スーパーピンボールマシンマン=ROLLY、トミー(少年時代)=塩野魁土、他。
作=ピート・タウンゼント、デス・マカナフ、音楽=THE WHO、演出=いのうえひでのり、振付=川崎悦子、他。
新婚のウォーカー夫妻だったが、夫は第二次世界大戦へ出兵、やがて行方不明に。身ごもっていた夫人は、男の子を出産。数年後、新しい恋人と生活をしている所へ、突然 夫が戻ってくる。逆上した夫は恋人の男を殺害。その現場を幼いトミーが見ていた。「何も見ていない、何も聞いていない、何も話してはいけない」と両親から言われたトミーは三重苦となる。
青年となったトミーは、変態のアーニー伯父さんや、暴力的ないとこのケヴィンなどに虐待を受け、更には娼婦館でアシッドクイーンによる性的な経験もさせられる。しかし反応はない。
だが、ピンボールマシンに出会い、記録的なハイ・スコアで一躍有名人に。あるキッカケで三重苦からも解放されたトミーは、マスコミや若者などから熱狂的に祭り上げられ、教祖的な存在にまでなるが、すぐに冷めたく あしらわれる。
これはミュージカル?音楽劇?ロックオペラ??
なんだか新しいジャンルのような気もする。セリフも少ない、歌も少ない、パントマイムで進む所も多く、展開だけは早くて、「動画付きの絵本」をめくっているような印象を受けた。
メタマクでお目見えした例の大きなLEDが素晴らしく綺麗。今回は障子のように横に開く形になっているので、場面転換時や、セットとしての役割を担っていた。
日生劇場ならではの、天井に映える照明も美しい。ただ歌が聴き取りづらい。そして観客側も、乗っていいのか、どういうスタンスで観劇すべきものなのかが解らない、とまどいを感じる。
トミー役の中川君。またしてもこの人でなければ、この役は出来なかっただろうな…と思わせる役。三重苦で外の世界とは一線を画していても、トミーの頭の中では楽しい想像が動いていて、つねに触れ合いと愛に飢えている。
歌はパワフルでサスガである。中川君の背の小ささも余り感じなかった。
母の高岡さん、思った程 歌は酷くないが、声量がないので残念。
父のパクさん、一人正統派ミュージカルの発声方法で、他のキャストの中では少し空回りしているようだが、軍服姿は似合うので、ま、いっか。
変態アーニー伯父さん役の右近さん。コートの下はパンツ一丁ですか…(滝汗)トミーに何の人体実験しているんですか… 怪しすぎる。
娼婦アシッドクイーンのソムン・タクさん、歌うまー!ギリギリのナイスな衣装でエロチックな世界を醸し出してます。その脇には、ちか姐さんも頑張ってます!
ROLLYさん、脚ほそー! この芝居には一番ハマっている人でしょうね、多分。
トミー子役の塩野くん。大きくなってぇ~。歌は少ないし、台詞もほぼ無いんですけど、演技でアピール。
1幕最後の「ピンボールの魔術師」という曲では、中川君はクレーンに乗り、客席半ばまで登場。舞台からはピンボールに見立てた、ハンドボール位の大きさの球が打ち出された。これはスタッフが回収。
ピンボール台には歴代 新感線で上演された舞台のタイトルが書いてあったのかな? どれかにはメタマクのハート柄が書いてあった。あの回転ベットは使い回しですね(笑)
観客の中にはリピーター、もしくは中川くんのファンか、一部盛り上がってナンバー中でも手拍子をしたりする人もいたが、いつ拍手していいのか良くわからない。
そして2幕では、ストーリーが解りづらく、1幕目の たたみかけるような流れが少し断ち切られた感じ。
好き嫌いが分かれる舞台であった。
今日は特別なのか、カテコ後にミニライブ。
ROLLYさんがギターを弾いて、ソムン・タクさん、右近さん、中川くん、他キャストなどが歌って盛り上がり、1階は ほぼオールスタンディング状態で終演となった。
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