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新年、お年玉。

2012年01月01日 20時48分30秒 | ウチノなお仕事
●読売新聞



●MSNインタビュー
内野聖陽「忠臣蔵は人を愛するが故の物語」

 

赤穂義士はどのように討ち入りという大きな仕事を果たしたのか。7時間に及ぶ新春ワイド時代劇「忠臣蔵~その義その愛」(2日後4・0、テレビ東京)では、急進派のリーダー、堀部安兵衛の視点で、プロセスを丹念に明らかにしていく。主演の内野聖陽(43)は「このドラマは安兵衛自身の変化、成長の物語でもある」と語る。
序盤から安兵衛は走る。叔父・菅野六郎左衛門(綿引勝彦)の「高田馬場の決闘」に助太刀に駆けつけて立ち回りを演じ、川におぼれる子供を助けようと、走りながら服を脱ぎ捨て飛び込んでいく。
「小手先で見せるのではない、排気量のでかい男。周りが『あいつがこんだけやってるなら、ついていく』という存在でいたい」とエネルギッシュに語る。太刀筋も、型におさまらないダイナミックなものを目指した。
特に「現代にはない、命をかけた心の交流がある」として殺陣への思い入れは強い。自らのファンクラブでは殺陣のショーを40分行うこともあるという。「剣は何かを守るため、抗議するために手に取るもの。裏の気持ちがない殺陣は、ノイズになってしまう」
安兵衛は、浅野家での仕官の歴史は短い。もともと越後国新発田藩の出身で、冤罪で父・中山弥次右衛門が追放され、貧しい暮らしを経験したとされる。なぜ、急進派を率いることができたのか。
「安兵衛は悲しい思いをした過去があり、武家社会に対して恨みにも近い感情がある。しかし、浅野内匠頭(市川染五郎)はフランクで、家臣にも公明正大だった。この革命的な出会いで、理屈抜きに好きになった」。そんな解釈を披露する。
役作りで安兵衛の心中に没入し、収録で初めて市川と顔を合わせたときには「染ちゃん!」と呼びたくなるほどに感極まったという。同時に、忠臣蔵を理解した。「家のためというより人。忠臣蔵は、人を愛するが故の物語です」
「義」とは、決めたことを犠牲を払っても行うこと、心のありようを指す、と語る。だが、「義」を貫ける人は少ない。その現実が物語に重みをもたらしている。
主君の死という悲報を受けた家老・大石内蔵助(舘ひろし)は、お家再興のために水面下で動き始めるが、江戸の浪士たちは焦り、疲弊、侍としての苦悩や、家族との葛藤を抱え、脱落者が相次ぐ。
安兵衛はどこかで目をつむっているようだ。「人前ではリーダーとして一本筋を通していかなきゃいけないが、一人になったとき、これでいいのかと迷っていると思うんですよ」と語り、安兵衛の葛藤に思いをはせる。
動きの見えない内蔵助にぶつかり、その胸の内を知ったとき、安兵衛はまた一つ成長する。
「終盤に向けて、変化していく安兵衛を見せていきたいと思います」


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