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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

No.585 ミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」

2018年08月13日 23時21分31秒 | 過去の観劇記録
2018年8月11日(土) ソワレ 帝国劇場 2階 D列 シモテサブセン

アーサイト=堂本光一、パラモン=井上芳雄、エミーリア=音月桂、牢番の娘=上白石萌音、シーシアス=岸祐二、ジェロルド=大澄賢也、ヒポリタ=島田歌穂、他。
原作=ジョヴァンニ・ボッカッチョ[Teseida]/ジェフリー・チョーサー[騎士の物語]/ジョン・フレッチャー&ウィリアム・シェイクスピア[二人の貴公子]、演出・脚本=ジョン・ケアード、作詞・作曲=ポール・ゴードン、日本語脚本・歌詞=今井麻緒子、振付=デヴィッド・パーソンズ、美術=ジョン・ボウサー、照明=中川隆一、衣裳=ジーン・チャン、指揮=若林裕治、他。

テーベの騎士で従兄弟同士のアーサイト(堂本光一)とパラモン(井上芳雄)。2人は厚い友情を誓い合い、騎士としての誇りと名誉を何よりも大切に生きていた。戦争により敵国アテネの大公シーシアス(岸祐二)に捕虜として捕えられるも互いに励まし合いながら同じ牢獄で過ごしていた2人は、ある日シーシアスの美しき妹・エミーリア(音月桂)を牢獄の窓から見掛け、同時に恋に落ちてしまう。だが、アーサイトは追放され、テーベに戻るよう命じられる。アーサイトは、残ったパラモンがエミーリアに近づくのではないかと、一方パラモンは、祖国に戻ったアーサイトが兵を率いて攻め入りエミーリアを奪うのではないかと、互いに敵愾心を抱きながら、愛するエミーリアを必ず手に入れると決心し道を違えて行く。
テーベへ戻る道中で、アーサイトは森の楽団を率いるダンス指導者ジェロルド(大澄賢也)に出会う。エミーリアの誕生祝賀の稽古をしている一座に名を偽りダンサーとして加わった彼は、再びエミーリアに出会うチャンスを得る。その頃パラモンは、食事の世話をしてくれる牢番の娘(上白石萌音)の手引きにより牢獄を脱出する。牢番の娘は脱獄という危険を冒すほどパラモンを愛していたが、ふとした瞬間にパラモンが去ってしまい、ショックのあまり正気を失ってしまう。
エミーリアに再会したアーサイトは、シーシアスが愛するヒポリタ(島田歌穂)の計らいも有り周囲には正体を隠して彼女に仕えることになったが、シーシアスやエミーリア達と狩猟に出かけた森で、無二の友であり今や恋敵となったパラモンと出会う。
艱難辛苦を経て再会した2人は、どちらがエミーリアを得るにふさわしいか男か、愛と名誉そして生死を賭けて決闘を挑むのだった―。
(あらすじは公式HPより)

おかげさまで、超絶難関チケットを取ってもらい、なんとか1公演滑り込み!
ありがたし!

帝劇リニューアル記念で、ふかふかの絨毯を踏みしめて入る。
オサレになって高級感を醸し出そうとしているんだろうけど、「そうぢゃない!」と東宝に言いたいのよw
豚まんや若干チープなお土産も大切なのさ。

まず目に入るのはセット。木組みの、森を思わせる大きなもの。複雑なライティングとスモークが溢れる盆に、カミテ・シモテのエプロンステージには階段が。舞台奥に続く通路はスロープ状になっていたのかな?
私は2階席で観たから良かったが、1階席の場所によっては視界に問題もあったようだ。
舞台に刺さるようにして立つ花(これ、どうなってるのかな?磁石か?)木々も可動式で、セット自体は観客の想像が膨らむ、シンプルなものが多い。
手前のオケの他に、セット上部には和楽器奏者(太鼓・三味線。笛)。思った以上に世界観に合っていた。
衣装はなんとなくアジアン。
ポール・ゴードンのナンバーはどれも優しい(優しすぎる??)

ギリシャ劇のようにコロスありで始まり、冒頭部分が若干ボヤけた気もする(狂言回しか説明役を出せば、もっと話が先に進むのかも知れない。けど世界観はこっちの方が出るかな…)
基本 男女3組の恋物語と、騎士二人のラブラブ(違うかw)を楽しむっていう(^_^;)

まぁとにかくw
堂本光一くんと井上芳雄くんの、お互いにイイ所と得意な所が上手く組み合わさって、くすくす笑ったりホホォ~となったり、あらカワユスってなったりする見目麗しいミュージカルですよw
それに岸さん・歌穂さん初めアンサンブルさんのチカラと、今までで一番役に合っていた音月さんに、ナチュラルなカワイさの上白石萌音嬢と、大澄賢也さんの実力を改めて知るのよ。

それと鹿・馬・蝶など、ライオンキングを彷彿とさせたり、大きなお面にはサイゴンみ(笑)とかw

アーサイトとエミーリアのカップルはまだいいんだけど、パラモンとフラビーナ(上白石萌音ちゃん)の若干強引なラストorz

ダンスあり殺陣あり。歌の面では芳雄くんの方に軍配があがるが、光一くんも頑張っていた。
あと二人の身長差が、イイ♪

カテコもアンサンブルさんが日替わりで何かを披露してくれるパターンらしく、カンパニーの仲良しさを感じた。
主役2人ともが互いに信頼し、楽しそうに舞台を務めているのを観られて良かった。

再演…きっとあるだろうが、チケット難をどうにかして欲しい。