No.571 2018年4月14日(土) マチネ 東急シアターオーブ 1階 17列 シモテブロック
メリー・ポピンズ=濱田めぐみ、バート=大貫勇輔、ジョージ・バンクス=駒田一、ウィニフレッド・バンクス=三森千愛、バードウーマン/ミス・アンドリュー=鈴木ほのか、ブーム提督/頭取=コング桑田、ミセス・ブリル=浦嶋りんこ、ロバートソン・アイ=もう中学生、ジェーン・バンクス=浅沼みう、マイケル・バンクス=坂野佑斗
No.572 2018年4月14日(土) ソワレ 東急シアターオーブ 3階 1列 シモテサブセン
メリー・ポピンズ=平原綾香、バート=柿澤勇人、ジョージ・バンクス=駒田一、ウィニフレッド・バンクス=木村花代、バードウーマン/ミス・アンドリュー=島田歌穂、ブーム提督/頭取=コング桑田、ミセス・ブリル=久保田磨希、ロバートソン・アイ=小野田龍之介、ジェーン・バンクス=渡邉おとは、マイケル・バンクス=加藤憲史郎
原作=パメラ・トラバース、オリジナル音楽=リチャード・M・シャーマン、ロバート・B・シャーマン、追加歌詞&音楽=ジョージ・スタイルズ、アンソニー・ドリュー、訳詞=高橋亜子、脚本=ジュリアン・フェローズ、翻訳=常田景子、オリジナル演出=リチャード・エア、共同演出/オリジナル振付=マシュー・ボーン。
1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向に子守が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力をもつメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に、子供たちは大喜び。一方、父ジョージは銀行でのある融資をきっかけに、苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけに、バンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空へ帰って行くのだった。
(あらすじは公式HPより)
ディズニーミュージカルが、劇団四季ではなくて東宝&ホリプロで上演って言うのが凄い。
おかげさまでキャスト粒ぞろいの素敵なミュージカルを観劇することが出来た。
メリポピは原作はおろか映画も見てないアリサマなので(いつもかw)観劇するまでイマイチ感動が伝わってこなかったのだが、観たらまぁビックリ。
人生で大切な、色々な事が詰まっている作品でした。
人は見かけによらない、悩みは少し離れた所から見る、おもちゃは大切に、お金の価値と使い方、嫌いな事もちょっとした気持ちの持ち方で楽しめる…
メリーやバートがさりげなく教える大切な事。
なんだか「仕事マジメにやります!」って思ったのは私だけかw(いや、やってますよ。多分。汗)
舞台セットも衣装も見事だった。セットはバンクス家の、実寸ドールハウス風な作りがお気に入り。
メリー・ポピンズのベッドには「MP」って入ってた♪
メリー・ポピンズの濱めぐ姐さんと、平原綾香さん。
もー!濱めぐ姐さんは完璧すぎる!サッサッサッ!
階段の踊り場での決めポーズ!
発声は四季っぽさが復活したような気もするが(笑)、この演目に対しては効果的だったように思う。やはりディズニーと四季の結びつきは何て言っても強いしな…w
平原さんは、前回拝見したのが「ラブネバ」だったので、こんなに踊れるとは!
ちょっと独特な歌声ではあるけど、どちらも甲乙つけがたい!
平原ポピンズは3階観劇だったので、ラストのフライングではこちらに向かって上がってきて、お魚みたいにクチを開けて観てたらウインク頂きました!
バートの大貫さん&カッキー。
大貫さんは歌のイメージなかったけど、おおっ!思ったより歌える!(失礼かw)
ダンスの方は何も心配ない!
カッキーの方が場数を踏んでいるせいか、アドリブや細かな芝居が多かった。
バート、逆さ吊りでタップ踏むとか凄すぎる… 「ステップ・イン・タイム」の力強いタップシーンに心躍った。
ジョージ父さんは駒田さんのみ。
ある意味アダルトチルドレンだったジョージ。両親から愛されず、パワハラまがいの乳母に育てられ、子供や家族の愛し方を知らなかった。
夢だった天文学者の道。大好きだった凧揚げ。ミセス・コリーの店で貰った、ジンジャーブレッドの星を大切に隠していた幼い頃の思い出が甦り、メリー・ポピンズが置いていった小さな凧を抱きしめるシーンに涙こぼれた。
ソワレではラストで望遠鏡が壊れた(しかもポンッていい音w)
ウィニフレッド母さん。
女優をしていた、という若干負い目があったのかな?ジョージが理想とする「上流の」ご家庭には疑問を持っていた様子で。
あと、いざという時 女は強いw
バードウーマン/ミス・アンドリュー
泣かされた~「鳥に餌を」。
それとミス・アンドリュー怖すぎ!歌穂さんはトラウマレベルだし!2役が同じ人だって、カテコまで気づかない人が結構いるのかな?ネタバレ(?)で歓声があがってたし。
解毒剤がめっちゃマズそう…
ブーム提督(およびケイティ・ナナ)の役回りは若干微妙だったw
ミセス・ブリルはお料理上手なのかw
りんこさんの「かほーが!」の言い方好き♪(家宝の花瓶をドアの上に置いたらイケないと思うのよ、うん)
ロバートソン・アイのキャスティングには疑問符しか浮かばなかったが、もう中は、ドはまりしてた。小野田くんは勿体ないw
それとミセス・コリーのお店に行きたい!会話売ってくれ!
ネーレウス(長澤風海さんのダンス凄い!@全身タイツ姿が…)とポセイドンの関係性が先に解っていれば良かったと後悔。
ぜひぜひ再演してほしい。日本語版CDも欲しい。
これは観劇して良かった。終演後も観客の熱量が高いし、やはり笑って終わる作品は楽しい。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!