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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

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No.561 「ペール・ギュント」

2017年12月11日 23時42分20秒 | 過去の観劇記録
2017年12月10日(日) マチネ 世田谷パブリックシアター 1階 O列 シモテブロック

浦井健治、趣里、万里紗、莉奈、梅村綾子、辻田暁、岡崎さつき、浅野雅博、石橋徹郎、碓井将大、古河耕史、いわいのふ健、今津雅晴、チョウ・ヨンホ、キム・デジン、イ・ファジョン、キム・ボムジン、ソ・ドンオ、ユン・ダギョン、マルシア。
演奏=国広和毅、関根真理。
原作=ヘンリック・イプセン、翻訳=クァク・ボクロク、上演台本・演出=ヤン・ジョンウン、上演台本翻訳=石川樹里、音楽=国広和毅、他。

ペール・ギュント(浦井健治)は夢見がちな青年。彼の将来を案じる母オーセ(マルシア)をよそに自由奔放な日々を過ごしている。ペールの無垢な魂に惹かれたソールヴェイ(趣里)と結ばれるが、「遠回りをしろ」という闇からの声に導かれるように、海を越え世界を彷徨う。何度も財産を築き、また一文無しになる波瀾万丈の冒険の果てに、やっと故郷を目指すが……。
本当の幸せ、真の自分をどこまでも追い求める、150年経った今も古びない壮大な「自分探し」の物語。
(あらすじは公式HPより)

なんだか理解に苦しむ舞台であった。
観る方も演じる方も相当なパワーが必要だった。圧力はとにかく感じた。
パンクで ロックで えげつなくて エロくて 痛くて パンイチだった(笑)

韓国の方が演出その他で絡む作品はミュージカル「シャーロック・ホームズ」(1・2)と「フランケンシュタイン」に続いて3回目だけれども、似通った印象を持った。
視覚を伴う情報を、これでもかとバンバン投げつけ畳みかけてくる感じ。

韓国語のセリフは舞台上から吊された壁に字幕が出る。シモテとカミテに高い壁。カミテ上部にはナマバンド。
LEDを多用、大音響あり耳いたい。

これ「自分探し」なのかな…(^_^;)
ペールが「ゲスい野郎」でねぇ。浦井くんだから まだ許せるような気もするけどw
結婚式の花嫁をかっさらって、あげくに「おまえの身体だけが目的だ」ってゴミのように捨てるわ、その後も行きずりの女との関係、トロール一族のヒメ様(ひめっ!)や一族とのその場しのぎのやりとりとか、お金持ちになっては騙されて取られ、自分の事を信じて待っていてくれる純粋なソールヴェイはずっとずっと待たせて老婆になってるわ、いざ死が訪れようとすると悪あがきしてるしorz
いろんな世界をさまようんで、インド風だったり(思わず違う演目を思い出すw)とかエジプトだったりを転々と。
2幕最初は白いガウンと水着にサングラスでバカンス中。武器の密売と人身売買で成功した所。いきなり「マイ・ウェイ」歌い出す(゚Д゚)
パンイチ姿も多かったなぁ。トロールの所はさらに尻尾付きのパンツ履いてたけど。コンテンポラリーなダンスシーンも多かった。

趣里ちゃん可愛らしい♪ バレエで培ったダンスも軽やか。こんな男 待ってなくて良かったんじゃないかと思うが(^_^;)
マルシアさんのペール母。亡くなる場面は「レミ」なのか??(違うってw)
トロール王の石橋さんが吹っ切れてて凄い。牧師他の浅野さんも脇をしっかり締めてる感。

飛行機の中で出会う悪魔(?)とペールのやりとりで、闇が広がっている私(笑)
トロールの紙おむつ。トロール姫との間に出来たバカでかい息子www
精神を病んでいる人たちが閉じ込められている洞窟みたいなシーンは痛かった。鉛筆になりたかった人orz
大罪をおかしていないフツーの人は死んでから溶かされてボタンにされちゃうの。そのボタン職人(?)の辻田さんの動きはハンパない凄い!
あとはナマ乳の必要性…とか(^_^;)

終演後に若干グロッキーになる観劇でした。