●内野聖陽、「芝居がでかい」と言われ憤慨
野性時代フロンティア文学賞を受賞した同名サスペンス小説を映画化した『罪の余白』の初日舞台挨拶が10月3日にTOHOシネマズ新宿で開催され、内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、大塚祐吉監督、主題歌を担当した金魚わかなが登壇。内野が「いろいろなものを投げかけてくれる作品。すごい作品に参加させてもらった」と胸を張ってアピールした。
本作は、芦沢央の同名小説を原作に、娘を亡くし暴走していく父親と美しくも邪悪な女子高生が繰り広げる心理戦を描くサスペンス。第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞した吉本が、内野演じる男を執拗に追い込み、残忍な行動を繰り返す女子高生を演じている。
憎悪や絶望を映画に刻みつけるため、撮影前にはキャスト陣そろって、傷つくような言葉を言い合う“傷つけるエクササイズ”なるリハーサルを行ったそう。内野は「こいつを傷つけようというエクササイズ」と振り返り、「(監督から)内野さん、なんでそんなに芝居がでかいんですかとか、パーソナルな傷つけ方をされた」と告白。「こんちくしょうめ!と思った」と笑いを交えて明かしていた。
続けて大塚監督が「実憂ちゃんにも、芝居が下手になる専門学校に行ったのとかひどいことを言っていました。それが作品にいい影響を与えたと思います」と意図を語ると、内野も「メラメラしていました」とエクササイズによる効果に満足げな表情を見せていた。
追い詰める役、追い詰められる役として、SとMとも思える関係性を演じた内野と吉本。内野自身は「僕はきっとSです。でもどこか、すごい人にいじめられたいという部分もある」と激白。吉本は「ご想像にお任せします」とかわそうとしたが、内野は「絶対にSでしょ!いじめることで快感を感じていたわけだから」と劇中でいじめられた側としての思いをぶつけていた。
緊張感を大事にするために、撮影中は「あえてしゃべらなかった」という二人。撮影が終わってから、内野の本当の人柄に触れた吉本は、「内野さんから笑顔が出るんだなと思った。笑いかけてくださるにがすごくうれしかった」とにっこり。内野は「もう終わりましたので、これからどんどん笑いかけますから!」と大きな笑顔で応えていた。
(Movie Walker)
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●内野聖陽、吉本実憂の性格は「絶対S」と断言 撮影でいじめられ…
俳優の内野聖陽(47)が3日、主演映画「罪の余白」(監督大塚祐吉)の初日舞台あいさつを東京・TOHOシネマズ新宿で行った。
女子高生の娘の自殺に関わっていると疑う同級生に翻ろうされていく心理学の教授を演じた内野は、「中年のおっさんが、16歳の少女と対決する話かと思い、軽い気持ちで受けた」という。だが、「でき上がったものを見たら、こんなにもシリアスで素晴らしい作品になっているとは。いろんなものを投げ掛けてくる作品で、ちょっときついと言われる方もいるかもしれない。いろんな感想を書いてほしいけれど、見なくていいよだけはやめて」と訴えた。
その“魔性の女子高生”に抜てきされた吉本実憂(18)は、「闇や影のある役はやってみたいひとつの目標だったのでうれしかったけれど、すごく難しい部分もたくさんあった」と苦笑い。クランクイン前の1カ月間は、女子高生役の共演者とともに大塚監督指導の下で“傷つけエクササイズ”と称するリハーサルを行ったそうで、「こう言ったら人は傷つくんだと分かってからは楽しくなった」と明かした。
そこで、それぞれがSかMかという話題になると、内野は「きっとSでしょう。いじめる方が好き。でも、監督やすごい人にはいじめられたい部分もある。M的なSかな」と役者としての性を告白。対する吉本は、「ご想像にお任せします」とかわそうとしたが、内野が「絶対にS。役の中でやっていることでも、本質にあるからだよ」と早速、Sっぷりを発揮していた。
それでも、「撮影中は敵対する役なので、優しい、かわいらしいところにはふれたくなかった。その方が緊張感が出るから。基本的にはシンのしっかりした素敵な人ですよ」としっかりフォロー。吉本も、「撮影中はそれで良かった。宣伝などでご一緒して、笑いかけてくださるのがうれしかった」と話し、内野を喜ばせていた。
(スポニチアネックス)
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●内野聖陽 自身を「M的なS」と分析 追い詰められて頑張る
俳優・内野聖陽(47)が3日、都内で主演映画「罪の余白」の初日舞台あいさつに共演の吉本実憂(18)らと登場した。内野が演じる娘を亡くした行動心理学者と、吉本が演じる命をもてあそぶ悪魔のような女子高生が対決していく心理サスペンス。
物語上、相手を追い込むような過激な言動が随所に登場するとあって、この日は出演者に、個人的には追い詰める「S」か追い詰められる「M」か、タイプが問われた。
内野は「Sだと思う。でも、すごい人にイジメられたい気持ちも持っているのでM的なSかな」とし「でも役者は潜在的にM気質だと思う。撮影でも追い詰められながらも、そこで頑張って力を発揮するから」と力説していた。
(デイリースポーツ)
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●吉本実憂、内野聖陽を傷つける演技が「楽しくなってきた」とドS告白!
映画『罪の余白』が10月3日(土)に公開を迎え、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、主題歌を担当した金魚わかな、大塚祐吉監督が舞台挨拶に登壇した。
「野性時代フロンティア文学賞」受賞の芦沢央の同名小説を映画化した心理サスペンスで、娘を失い、その死の謎を追う行動心理学者と娘が通っていた高校のスクールカーストの頂点に立つ悪魔のような本性を持つ女子高生の鬼気迫る対決を描き出す。
吉本さんが演じた女子高生の咲は、人の心をえぐり、傷つける鋭い言葉を投げかけるが、そのために事前に“人を傷つけるためのエクササイズ”が行われたそう。内野さんはそこで飛び交った人を傷つけるためだけに発せられる数々の罵詈雑言を苦笑交じりに述懐。「『内野さん、なんでそんなに芝居がデカいんですか?』とか、役とは関係ないパーソナルなきつい言葉を浴びせられました…」と明かす。
吉本さんに対しても大塚監督から「芝居がヘタになる専門の学校にでも行ったの?」などという暴言が吐かれたとか…。そんなやり取りの中で、吉本さんの“本能”も目覚めたのか? 内野さんに対し酷い言葉を投げつけるシーンについて吉本さんは「最初は咲という役よりも吉本実憂の感情が入り過ぎていて、カットが掛かった後もモヤっとした気持ちになってたんですが、エクササイズで『こう言ったら人は傷つくんだ』と分かってきて、途中から楽しくなってきました(笑)」と悪魔のような(?)笑みを浮かべて振り返る。
葵さんはそんな吉本さんと共演し「本当に、本当に怖かった!」と苦笑い。「台本にあるセリフなら大丈夫なんですが、リハーサルで監督が耳打ちして、その日、私はキツネの絵の入った服を着てたんですが『なんだそのキツネ?』とか台本にないことを言われると『おぉっ!』と思いました。冷や汗かきました!」とかなり心理的に消耗したよう。
ちなみに登壇陣に対して、「追いつめたい側か追いつめられたいか?」「SかMか?」という質問がなされたが、内野さんは自身について「きっとSでしょうね。いじめるのが好き(笑)」と言いつつ「実はどこかですごい人にいじめられたいという部分もある」とも。
吉本さんは「私自身は…どうなんですかね? ご想像にお任せします」とかわそうとしたが、内野さんから「絶対にSですよ。快感を感じてたんでしょ?」とドS認定され「あれは役の中です…」と苦笑していた。
(cinemacafe)
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●内野聖陽、美少女・吉本実憂にいじめの反撃!「絶対S」
俳優の内野聖陽と女優の吉本実憂が3日、都内で行われた、映画『罪の余白』の初日舞台あいさつに出席した。本作で吉本演じる女子高生に翻弄(ほんろう)される心理学者を熱演していることから、これまでの舞台あいさつでは、たびたびその翻弄されっぷりをいじられてきた内野だが、この日は撮影を振り返りながら吉本を「絶対S」と口撃。「(吉本は役になりきって)わたしをいじめることで快感を感じていた」と明かして一同を笑わせた。
本作のオファーをもらったときは、「中年のおじさんが16歳の少女と対決する話だと聞いて、何やら楽しそうだと思った」とすぐに快諾したという内野。だが、作品は楽しさからほど遠いシリアスな作品。カメラリハーサルでは監督が主導して、傷つく心理やプロセスを学ぶために“傷つけるエクササイズ”なるシミュレーションが行われたというが、監督からその場で「内野さん、何で芝居がそんなでかいんですか」と役と全然関係ないことをぶつけられ、メラメラしたと苦笑いで振り返る。
内野いわく「僕自身はS。いじめるほうが好き」とのことだが、「どこかすごい人にいじめられたいという気持ちもあるので、いじめられたがっているSかな」と自己分析。「演出家を前にするとMっぽくなります」とも明かし、隣で嬉しそうに聞き耳を立てる吉本を「(彼女は)絶対S」と発言し驚かせた。
吉本もそんな内野の隣で“傷つけるエクササイズ”を振り返ると、「最初は吉本実憂の感情が役に入りすぎていて、(内野を追い込むことに)もやっとした気持ちがあったんですけど、エクササイズを受けるうちに、こうやって傷つくんだとわかってきて、だんだん楽しくなってきた」と告白。プライベートでは“S”か“M”かの質問には「わたし自身のことはご想像にお任せします」とうまくかわし、内野への攻めっぷりについても「あれは役の上」と反論していた。
(シネマトゥデイ)
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女優の吉本実憂が3日、都内で行われた映画『罪の余白』初日舞台あいさつに出席した。同作で吉本は、“邪悪な女子校生”役に挑戦。過激なせりふを吐く役柄でもあり、最初は「カットがかかるとモヤっとしていた」と抵抗感があったが、除々に「相手にこう言ったら傷つくんだとわかってきて、途中から楽しくなってきました」とにっこり。共演した内野聖陽も「悪役を演じるにあたって快楽を感じていたようですね」と語った。
同作は、芦沢央氏による心理サスペンス小説を映像化。名門高校で転落した娘の死を受け入れられない父親・安藤聡(内野)が、鍵を握るクラスメイトの少女・木場咲(吉本)と接触し、彼女の策略にはまり暴走していく姿を描く。
これまでにない闇を抱えた役で、吉本は「影のある役を演じるのが目標の1つだったのでうれしかったが、難しい部分がいっぱいあった」と吐露。撮影前には、邪悪な役に入り込むため共演者と“傷つけるエクササイズ”に励んだという。
内野は、エクササイズで「『内野さん、なんでそんな芝居がデカイんですか?』とか言われた」といい、「パーソナルな傷付け方をされましたね…」と苦笑しながら打ち明けた。
舞台あいさつには、谷村美月、葵わかな、金魚わかな、大塚祐吉監督も登壇した。
(オリコン)
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●内野聖陽「吉本実憂は絶対S」と断言 『罪の余白』舞台あいさつ
映画『罪の余白』の初日舞台あいさつが3日、東京都内で行われ、出演者の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、大塚祐吉監督ほかが出席した。
本作は、芦沢央氏の同名小説を映画化。娘を亡くし、その死の真相を追う中で暴走していく父親(内野)と、娘のクラスメートでスクールカーストの頂点に立つ邪悪な女子高生(吉本)が展開させるサスペンスを描く。
内野は「最初、中年のおっさんが16歳の少女と対決する話と聞いて“面白いじゃないか”と思った」というが、完成作を見て「まさかこんなシリアスな作品に仕上がるとは…。ちょっとキツイわ~という人もいれば、すごく引き込まれたという人もいると思う。いろんなことを投げ掛けてくれる作品」とアピールした。
悪魔のような女子高生役に挑んだ吉本も「頭がキレて二面性を持つ役。この役を演じると決まった時は、影のある役をやるというのが目標の一つだったのでうれしかった。実際に役と向き合うのは難しかったけど、みんなに支えられながら臨んで、結果、この役を演じさせていただいてすごく楽しかったです」と手応えを語った。
また“追い詰める側”と“追い詰められる側”を描く本作にちなみ、「自分はSとM、どちらだと思う?」という質問も。「僕はきっとS。いじめるほうが好き」と答えた内野は「でも、すごい人にいじめられたいという気持ちもあるので、いじめられたがっているM的なSといった感じ。俳優をやっているとMっぽくなっちゃう。監督、もっと言って下さい! みたいな」と自己分析した。
一方、吉本は「どうなんですかね…。ご想像にお任せします」と言葉を濁したが、劇中で、吉本から傷つく言葉を多々浴びせられた内野は「絶対Sですよ。いじめることに快感を感じていたわけですから。そういう本質があるんです」と断言し、笑いを誘った。
(テレビファン・ウェブ)
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●<内野聖陽>役者として「Mでいたい」
俳優の内野聖陽さんが3日、東京都内で行われた主演映画「罪の余白」(大塚祐吉監督)の初日舞台あいさつに登場した。内野さんは「中年のおっさんが16歳の少女と対決する話と聞いて面白そうだと軽い気持ちで出演したけれど、こんなにシリアスな話になるとは」と苦笑。劇中では、吉本実憂さん演じるずる賢く残忍で悪魔のようなモンスター女子高生・咲に追い詰められる役どころだが、実際はどちらのタイプかと聞かれると「いじめる方が好きかなという感じなんですが、どこかいじめられたがっているM的なSですね。役者としてはMでいたい。(監督に)『もっと言ってください!』という感じ」と熱弁して、会場の笑いを誘った。
映画は、野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央(あしざわ・よう)さんのサスペンス小説を映画化。高校のベランダから転落した一人娘・加奈の死を受け止められない父親で行動心理学者の安藤(内野さん)が、娘の死の謎を巡って真相を追い始める。そんなときに現れた加奈のクラスメート・咲(吉本さん)は、加奈の死に涙するが、彼女は教師、生徒、警察の心を操り、スクールカースト頂点に君臨するずる賢く残忍な悪魔のような少女だった……という物語。
舞台あいさつには、内野さん、大塚監督のほか、吉本さん、谷村美月さん、葵わかなさん、主題歌を担当した金魚わかなさんが出席した。撮影前のカメラリハーサルでは、大塚監督の指導のもと、人が傷つくせりふを言い合う「傷つけエクササイズ」を行ったといい、大塚監督は「(内野さんに)何でそんなに芝居がでかいんですか?」「(吉本さんらに)芝居が下手になる専門学校でも行ったの?」と厳しいせりふをぶつけたという。吉本さんは「最初は自分の感情が入りすぎてモヤモヤしました」というが、「『あ、こう言ったらすごく傷つくんだ』と楽しくなってきました」と告白。自身は追い詰めるタイプかと聞かれると「ご想像にお任せします」と笑顔でかわしたが、内野さんからは「絶対にSですよ! いじめることで快感を覚えてるんですから!」と指摘されて困り顔を見せていた。
(まんたんウェブ)
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●内野聖陽、吉本実憂はSと断言「役の中で本質があった」
俳優、内野聖陽(47)が3日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた主演映画「罪の余白」(大塚祐吉監督)の初日舞台あいさつに、共演の女優、吉本実憂(18)らと出席した。
自殺で娘を亡くした行動心理学者(内野)と、その娘を自殺に追い込んだ悪魔のような女子高生(吉本)が対決するサスペンス。劇中では相手を傷つけるセリフが登場することから、プライベートでは「S」か「M」かと話題に。「M的なS」と告白した内野は、「ご想像にお任せします」とかわした吉本へ「絶対にS。役の中で本質があった」と断言し、会場を沸かせた。
(サンケイスポーツ)
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●内野聖陽が吉本実憂に「絶対にSですよ」
吉本実憂が初めてダークヒロインに挑戦する話題の映画「罪の余白」が、10月3日に公開初日を迎え、都内で行われた初日舞台あいさつに大塚祐吉監督の他、内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、デビュー曲を歌う金魚わかなが登壇した。
同作は第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の同名小説が原作。妻を亡くし男手ひとつで娘を育て上げた父親が、突然訪れた娘の死の謎を追ううちに、そこに隠された真実を知っていく人間ドラマ。
吉本は学校ではカリスマ的存在として君臨し、頭脳と邪悪な心で大人たちを翻弄(ほんろう)するモンスター女子高生・木場咲を演じた。「木場咲自体は自分のことを悪魔だとは思ってないんですけど、悪魔のような女子高校生を演じさせてもらいました。闇のあるというか、影のある役をやってみたいというのが目標の一つだったので、すごくうれしかったです」という吉本は、「すごく難しい部分がたくさんあったんですけど、いろいろな方から力を貸していただき、しっかり役と向き合えたのかなって思っています」と振り返った。
内野は「カメラリハーサルというのがありまして、(撮影が始まる)1カ月くらい前から若い子たちは監督にしごかれていたんですけど、僕も途中から参加させてもらったら、“人を傷つけるエクササイズ”というのがありまして(笑)。とにかく『こいつを傷つけよう』というエクササイズで『内野さん、何でそんなに芝居がでかいんですか!』とか、とにかく役と関係ないことまで(笑)、いろいろ言われましたね」と裏話を披露。
「僕は人を切り捨てるのが専門」という大塚監督から「もう一人邪悪な人がいた」と紹介された吉本は、「最初は木場咲じゃなく、吉本実憂の感情が入り過ぎていたのか、カットがかかるとモヤ~っとした気持ちになっていました。でも、“傷つけるエクササイズ”をしていくにつれ、こう言ったらすごく傷つくんだというのがわかってきて、途中から楽しくなってきました(笑)」と明かし、内野からは「悪役を演じるにあたり、快楽を感じていましたよね」とツッコまれていた。
また、葵も「実憂ちゃんとは何度かお芝居をさせていただいたけど、怖かった…です(笑)」とダークな吉本について話し、内野は「(葵)わかなちゃんは実憂ちゃんとリハーサルをしていて、カットがかかった瞬間に、あわわわっ怖かった~って、本気で怖がってた」と暴露。吉本は「(演技に大切なことは)全ては感情なんだなってカメラリハーサルで感じました」と、あくまで演技だったことを強調した。
さらに、実際はSかMかという質問が飛ぶと、内野は「僕はきっとS。いじめる方が好きかな。でも、どこかですごい人にいじめられたい部分もある。役者ってそういう所があるんですよ。いじめられたがっているM的なSですね」と正直に話す。しかし、「ご想像にお任せします」と吉本が煙に巻いたため、すかさず内野が「絶対にSですよ。私のことをいじめることで快感を感じていたわけですから」と割って入る。「それは役の中で…」と言い返そうとする吉本を制し、内野が「そういう本質がどこかにあるから…」とむきになるなど、約30歳も離れた2人が言い合う一幕に、会場は笑いに包まれた。
最後は内野が「この作品はストーリーが面白いなって思って参加したんですけど、実際に完成した作品を見てみると、本当にいろんなことを投げかけているなっていう作品になっていました。皆さんの中には(鑑賞した後に)きついわ~って感じる方もいるかもしれないし、すごく引き込まれて面白いと思う方、いろんな感想が出る作品だと思います。感想は(ツイッターで)つぶやくなり、ブログに書くなりしてください。ただ、『見なくていいよ』という言葉だけはやめてください(笑)」と笑いを誘い、イベントを締めくくった。
(webザテレビジョン)
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●内野聖陽、国民的美少女・吉本実憂を「絶対にS」と断言
芦沢央氏の第3回野性時代フロンティア文学賞受賞作を映画化した「罪の余白」が10月3日、全国56スクリーンで公開初日を迎え、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、主題歌を担当した金魚わかな、大塚祐吉監督が、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた舞台挨拶に出席した。
内野演じる娘を亡くした父親と、吉本扮する狡猾な女子高生・咲の心理戦をスリリングに描いた今作。映画では追い詰める吉本と追い詰められる内野という構図となったが、内野は「プライべートではSかMか」という質問に「僕はたぶんS。でもどこかいじめられたい部分もある。俳優ってそういうところがあると思う」と持論を展開した。吉本は「ご想像にお任せします」と煙に巻いたが、内野から「絶対にSですよ」と断言され、苦笑いを見せていた。
また、映画に真実味をもたせるため、“傷つけるエクササイズ”という練習をしたといい、内野は「『なんでそんなに芝居がでかいんですか?』とかパーソナルな傷つけ方をされた」と大塚監督をチラリ。大塚監督は「実憂ちゃんにも『芝居が下手になる専門の学校でも行ったの?』とか言っていました」と自らの“暴言”を明かし、「それが作品にもいい影響をもたらしていると思います」と演出に自信を見せていた。
そんな緊迫したムードの撮影現場だったが、内野と吉本は宣伝活動を通してお互いの印象が変わったという。内野は「やっぱり素敵な人ですよ。こんなに笑顔で言葉を交わすことがなかったので」と、国民的美少女の魅力にメロメロの様子。吉本は、「(内野が)笑うんだと……。(笑)笑いかけてくださるのが嬉しかったです」と、素の内野の姿にほっとした表情を浮かべていた。
「罪の余白」は、名門女子高に通う娘・加奈(吉田美佳子)を転落事故で亡くした安藤(内野)が、真相を突き止めようと接触した美少女・咲(吉本)の計略にはまり、翻ろうされる姿を描く。
(映画.com)