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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

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No.446 「レディ・ベス」

2014年04月26日 22時33分52秒 | 過去の観劇記録
2014年4月26日(土) マチネ 帝劇 2階 H列 26番

レディ・ベス=花總まり、ロビン・ブレイク=山崎育三郎、メアリー・チューダー=吉沢梨絵、フェリペ=平方元基、アン・ブーリン=和音美桜、シモン・ルナール=吉野圭吾、ガーディナー=石川禅、ロジャー・アスカム=石丸幹二、キャット・アシュリー=涼風真世、他。
脚本・ 歌詞=ミヒャエル・クンツェ、音楽・編曲=シルヴェスター・リーヴァイ、演出・訳詞=小池修一郎、翻訳=薛珠麗、美術=二村周作、指揮=上垣聡、他。

16世紀イギリス。ヘンリー8世の王女として生まれたレディ・ベスは母親のアン・ブーリンが反逆罪で処刑されたため、 家庭教師ロジャー・アスカムらと共にハートフォードシャーで暮らしていた。
そうしたある日、若き吟遊詩人ロビン・ブレイクと出会う。ベスは、彼の送っている自由なさすらいの生活に心魅かれる。メアリーがイングランド女王となると、ベスを脅威に思うメアリーの側近、司教ガーディナーらの謀略はさらに強くなる。ベスは絶え間なく続く苦境に、自分自身の運命を嘆きながらも、強く生きることを決意し、ロビン・ブレイクと密やかに愛を育む。
メアリーの異教徒への迫害が続くなか、民衆は次第にベスの即位を望むようになる。そんな中、メアリーはベスへある告白をする…
(あらすじは公式HPより)

「世界初演」っていうのは得てしてビミョーな作品だったりするのかね(汗)
かの東宝史上の黒歴史(?)「M.A.」もたしか世界初演だったっけ?
「レディ・ベス」は、作品的には可もなく不可もない感じに仕上がってるけど、耳に残るナンバーとか記憶に残るシーンとか、そういう点については「M.A.」の方が上かも知れない。

舞台装置は非常にキレイ。大きな時計&星座盤を模した、かなり傾斜のある八百屋盆。舞台奥にはこれまた星座を描いた円形のセット。なんとなく「キャンディード」っぽい感じ。カミテ・シモテから出てくる、最近東宝お気に入り(?)の吊り壁。映像も多用。舞台構造もあってか吊りモノの柱や森のセットがかなり活用されていた。
衣装も豪華。

幕開きすぐはベスの家庭教師ロジャー・アスカムによるベスの生い立ちやら時代背景やらの説明。
なんかね~ プリンシパルキャストが多すぎるのかな?点が分散しちゃった感じ。
それと花總さんが寝具姿で歌いだすと、「私だけに」か?みたいなww

花總さんはさすがに王女&女王っぷりが見事。
育三郎くんは自由気ままな吟遊詩人。ベスが幽閉されている所へ助けに行くんだけど、バルコニーの上にベスがいて、下にロビンがいて… あれ?「ロミジュリ」のデジャヴュか(笑)“歌ってないで早く行けよ!”って突っ込みたくなる(爆)都合よくツタが!とかね。
メアリー・チューダー(ベスの腹違いの姉)の吉沢さんが見事!歌唱力も迫力もあって良かったです。
フェリペの平方くん。ちょっとイタイ(笑)スペインの王子サマ。ある意味計算高いのかww
アン・ブーリン(ベスの母)の和音さん。肖像画から飛び出てきたかのようなヴィジュアル。結構出番多し。
吉野さんもな~ もう少し若ければフェリペもいけたかも。ガーディナー石川さんとのデュエット(?)が良かったです。
石川さんブラックな司教サマ。うーんもっと歌が聴きたいぞ!(石川さん最近悪役が多いですな)
石丸さんのアスカム先生、出番少ない… この役必要なんですかね~(爆)
ベスの養育係キャット役の涼風さん。この役も思った以上に出番が少ない。

ベスに対して敵意剥き出しだったメアリーが、死期を悟ったか急にベスと和解するし!

ココロが余り踊らなかった… 全体的にはゴーカだったけど。