miniな舞台

観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

今後の観劇予定

直近はナシです… コロナめ!

No.436 「ミュージカル モンテ・クリスト伯」

2013年12月22日 23時55分57秒 | 過去の観劇記録
2013年12月22日(日) マチネ 日生劇場 2階 F列 15番

エドモン・ダンテス/モンテクリスト伯=石丸幹二、メルセデス=花總まり、モンデゴ=岡本健一、ヴィルフォール=石川禅、ダングラール= 坂元健児、女海賊ルイザ=彩吹真央、ファリア神父=村井國夫、船主モレル=林アキラ、ジャコポ=岸祐二、アルベール=大川勇、ヴァランティーヌ=ジェイミー夏樹、他。
原作=アレクサンドル・デュマ、脚本・歌詞=ジャック・マーフィ、音楽=フランク・ワイルドホーン、演出=山田和也、指揮=西野淳。

19世紀初頭、フランス皇帝ナポレオンがエルバ島に流された頃。
港町マルセイユで育った航海士エドモン・ダンテスは瀕死の船長を救うためエルバ島へ上陸する。
だが、それは宿命的な上陸だった。
マルセイユでは、今まさにエドモンと婚約者のメルセデスが婚約披露宴を行っていた。
メルセデスの従兄であるフェルナン・モンデゴは、エドモンの友だったが彼を憎んでいた。
モンデゴはメルセデスを手に入れるため、会計士のダングラールと共謀し、エドモンを罠にはめる。
検事のヴィルフォールは、ナポレオンの手紙の相手が自らの父と知り、謀反罪をでっち上げ、エドモンを獄に幽閉する。
牢獄でエドモンは、無実の罪で投獄されていたファリア神父に出会い、脱獄の機会を共に狙う。
そして、財宝を手に入れたエドモンはモンテ・クリスト伯と名乗り、復讐を開始するが…。
(あらすじは公式HPより)

「モンテ・クリスト伯」がミュージカルに!って聴いた時、ぜひ内野さんにダンテス/モンテ・クリスト伯を!!と勝手に熱望していましたが、石丸さんでしたorz
でもねー。実際にこの作品を観て。ストーリーが薄くなってしまって、せっかくの壮大な物語が活かしきれていないので、内野さんじゃなくて良かった、と思ったのも事実。ですが。ぜひとも内野さんにマントを着ていただくような役をやってほしい!と石丸さんがマントを翻すたびに思ってしまった腐なアタマです(笑)
やはりミュージカルとなるとナンバーがあるわけで、色々な話題を詰め込むわけにはいなくなる。
ダンテスとメルセデスの婚約パーティーとか長すぎる!ルイザが女海賊になっちゃってる!!ヴァランティーヌのソロって要るの?とか(爆)
んーでも悪役三人衆(モンテゴ&ヴィルフォール&ダングラール)のノリノリ悪役キャラっぷりは歌声も力強くて良かったです!
これぞワイルドホーンという曲調もあり、石丸さんだからか時々「ジキル&ハイド」っぽいようなw

だいたい伯爵、ついさっきまで復讐だ!!と叫んでいたのに2幕後半はモンテゴに「復讐は良く無い、何も生まない」って言うなよ!
メルセデスも何故にエドモンと?ハッピーエンド??
ファリア神父の登場シーンは少し笑い担当…になってました。
ジャコポの岸さんが何気に活躍。
影コーラスが分厚くて聞き応えあり。

やたらグルグル回るセットと、暗転多し。映像使いもあり(2階席からは少々見づらい)

石丸さんも「半沢直樹」で知ったヒトが舞台観に来たら驚くんだろうなぁ。
そう言えばこの作品…『倍返しだ!』状態じゃね?
花總まりさん!いつ以来なんだろう。拝見するのは。まだ衣装は自前なんだろうか…(謎)
カテコで石丸さんが投げキスして客席が盛り上がっておりました。

久々の日生劇場。なぜか安心するw
ホワイエの天井って、あんな素材だったのか記憶が薄れています…

No.435 「マクベス」

2013年12月22日 23時27分59秒 | 過去の観劇記録
2013年12月15日(日) マチネ シアターコクーン 2階 BL列 15番

堤真一、常盤貴子、白井晃、小松和重、江口のりこ、横田栄司、市川しんぺー、池谷のぶえ、平田敦子、玉置孝匡、福田転球、斉藤直樹、六本木康弘、縄田雄哉、松浦俊秀、井上象策、伊藤総、菊地雄人、山下禎啓、中嶋しゅう、三田和代、風間杜夫。
作=W.シェイクスピア、翻訳=松岡和子、演出=長塚圭史。

11世紀中頃、スコットランド。ダンカン王に仕える将軍マクベスとバンクォーは勝ち戦の帰り道、荒野で魔女3人に出会う。魔女たちは「マクベスはコーダの領主となり、王となる」「バンクォーの息子は将来の王となる」と予言を残す。やがて予言通りマクベスがコーダ領主となると、マクベスの妻は夫を王にすべくダンカン王殺害を謀り、心の底には野心を抱えていたマクベスは妻にそそのかされて短剣で王を刺し、殺害してしまう。
こうして王となり権力の頂点に立ったマクベスだったが、もう一つの予言による不安を解消するため、バンクォーの元へ刺客を送るが、バンクォーの息子だけは難を逃れる。一方マクベスは、バンクォーの亡霊を見て狼狽し、さらなる不安に陥り、マクベス夫人も良心の呵責から精神を蝕まれてゆく。
再び魔女に会いに行ったマクベスは、「女の股から生まれたものはお前にかなわない」「バーナムの森が動くまではお前は安泰だ」という予言を聞き一時は安堵したものの、心の奥の不安は消えず、さらに罪を重ね暴君と化していく。そんなマクベスに、反マクベスの軍が迫りつつあった…。
(あらすじは公式HPより)

そういえば、ちゃんとした(笑)マクベスを観るのは始めてだった。
松岡和子版だしなぁ… やっぱり台詞を聞いたり登場人物の名前をメタマクで考えてしまったりして、時々一人でほくそ笑んでしまう、というw

今回はセンターステージで、舞台は六角形。全体的にスノコ状のもので出来ていて、切り穴があったり、舞台下も人が通れるようになっていたり。BL列だけどセンターステージだから思った以上に観やすかった。2階席は1列しか使われていなかったので、身を乗り出してもOKという普段では無い特典付き。それと客席の1つ置きに緑色のビニール傘が置いてあって、何かなぁ…と思っていたらば。ああ、あのシーンかと思い当たったのは2幕も中盤(遅っ!)
客席の案内係りさんも俳優さんが。それと舞台始まってすぐのアナウンスとか、例の「緑色の何かしら」の使い方説明などは市川しんぺーさんと福田転球さんが。

堤さんのマクベス… うう弱っち。王を殺すまではあんなに勇敢だったのにねぇ。
常磐さんはマクベス夫人。ちょっと精神を苛まれる過程が無かったので、急!って感じた(原作もこんなもんか?)
白井さんのマクダフ。良い感じ。小松さんのマルカム(うぉー超弱そうだよ!)
横田さん流石の安定感(急に蜷川風が吹くw)
江口のりこさん、平田敦子さん、三田和代さんの魔女達は客席にも座るし。
池谷のぶえさんのヘカテもなかなかの重量級…(^_^;)
それと中嶋しゅうさん!のダンカン王。けっこう中嶋さんが出演する舞台を拝見する率が多くなってきたのだが、気になる俳優さんである。どーも私はオヂさん趣味なのか(笑)←内野さんは除くw
風間杜夫さんのバンクォー。あれ、マクベスと同年代じゃなかったの?どうみても年上ですけど…

衣装は現代のスーツやコートなど。剣が傘だったり。
せっかくの緑の傘… 思った以上に2幕後半で、準備から実際に使うまでの間が長くて、傘を開く役の、お客さんの注意が散漫になってしまったのではないかと思った。私は傘付きの席では無かったので、そう感じたのかも知れないけど。

2幕ラスト、マクベスが処刑されての後。高さ3メートルくらいあるマクベスの首級ハリボテが、向こう正面シモテ客席から時計回りにグルッと観客のアタマの上を転がされてハケていきました。結構笑いが起きてたけど…

で、このマクベスを観たら、新感線の「メタルマクベス」ってすごくマクベスでした。良く出来てたんだなぁって改めて実感。

No.434 「高校中パニック!小激突!!」

2013年12月22日 22時54分02秒 | 過去の観劇記録
2013年12月14日(土) ソワレ パルコ劇場 X列 22番

佐藤隆太、勝地涼、永山絢斗、川島海荷、三宅弘城、皆川猿時、少路勇介、よーかいくん、宮藤官九郎、坂井真紀、綾小路翔。
作・演出=宮藤官九郎、音楽=綾小路翔、上原子友康(怒髪天)、宮藤官九郎、小園竜一、坂本慎太郎、富澤タク、益田トッシュ、三宅弘城、向井秀徳、横山剣(クレイジーケンバンド)。

押忍!メカの次はバカだ!
バカとロックと短ランとジャージとタバコとタイマンとうまい棒とプレハブと新田恵利の「冬のオペラグラス」とエロ本とバカ。
略してバカロックオペラバカだ。
近未来なのに昭和だ。20代 30代 40代の不良学生がロックを歌いながら高校中で小激突!
そんなの今しかできねえよ!バカ!
(あらすじ…か?・笑)

マチネの「CHESS in Concert」とは一転(笑)『大パルコ人2 バカロックオペラバカ』の作品でございます(ちなみの1のメカロックオペラ「R2C2」も昔に観劇していますw)
なんでこういう時に運を使うんだか解らないけど1列目の通路側… 近いっ!舞台から2メートルもないんだぞ。すぐ横を佐藤隆太くんや猿時さんが通るわ、客席にはビニールシートがあるわ(2幕後半で何か液体が飛んでくるかも…という対策でしたけど、実際は何も飛んで来なかったです)

内容は… うん。くだらない(笑) ある程度の年齢以上にしか解らないギャグもふんだんでした(アラフォー以上、だよね~)
結構客席には年配の女性や小学校高学年とおぼしき男子がいたり、パルコの、しかも大人計画が絡む舞台としては年齢層が幅広いなあ…というのも「あまちゃん」効果なのか?!(「あまちゃん」のパロもあり)

今回も?猿時さんが色々飛ばしまくってくれました。あの身体であれだけ動けるんだからホントに不思議な人だわー。
ハラ出してもシリ出しても許される?客席いぢりで男性にキスを迫ろうとしても許される??
佐藤隆太くんは熱血キャラで、殴られても切られても、すぐには痛みを感じないという特異体質になってしまったヒト(その原因が勝地涼くん演じる同級生の父親(クドカンさん)による虐待orz)
勝地くんも弾けていたねー。前髪クネ男でしたっけ?(その回は見てないのでした…)いやぁ新感線の舞台といい、最近メキメキといい感じになってきています。
永山絢斗くんは、俳優の瑛太くんの弟さんだそうでw この濃ゆいメンツの中ですと若干弱いですけど、その弱さを逆手に(?)とって軟弱なゆとり世代丸出しの新任先生でした(2幕は一転するけどね♪)
川島海荷ちゃん、さすが現役アイドル!!顔小さい~ かわいい~ チアの衣装もプリピンクの衣装も似合う!
この舞台の影の主役(?)は三宅弘城さんだろ! ドラムは叩くは(オナカに響く!!)沢尻ピリカ様だわ、大沢悠里だわ(謎)
少路勇介さんは何と8役!ご苦労様でしたm(_ _)m
クドカンさんは身長が小さい父親役でした。小さいからロボット着ていますw 都内某所にあるロボットパブみたいなやつ着ています。
マッドサイエンティストでしたw
坂井真紀さんは女優をかなぐり捨てて(爆)巨乳セクシーなシスター「ウィスパー夜代」(しばらく経ってから気づいた…ああ、夜用w)も凄かったけど、ボウズのヅラかぶって短ラン着てーののキャラが!それとプリピンク達の原作者のも凄かった(笑)
綾小路翔さんは、やはり現役の(笑)歌手だけあって歌はさすがでございます。
演技もなかなか… プリオレンジでしたか女装は。似合いすぎてました♪

ナマバンドでかなり贅沢な音楽。ナンバーも笑い転げる。特に印象に残ったのはサウナの歌wとゴキブリナイトのナンバーでしたね。

後半は結構シリアスな展開になってましたけど、本当にイイ歳の大人が全力でバカやっているのを観る、という何とも贅沢な時間でした。

No.433 「CHESS in Concert」

2013年12月22日 22時35分32秒 | 過去の観劇記録
2013年12月14日(土) マチネ 東京国際フォーラム ホールC 2階 15列 12番

フローレンス=安蘭けい、アナトリー=石井一孝、フレディ=中川晃教、アービター=マテ・カマラス、スヴェトラーナ=AKANE LIV、戸井勝海、池谷京子、角川裕明、田村雄一、ひのあらた、横関咲栄、大野幸人。
作曲・作詞=ベニー・アンダーソン/ビョルン・ウルヴァース、原案・作詞
=ティム・ライス、演出・訳詞=荻田浩一、音楽監督=島健。

舞台は米ソの冷戦時代。イタリアのメラーノでチェスの世界一を決める選手権が開催される。
時の世界チャンピオンはアメリカ合衆国のフレディ(中川晃教)。傍らには、彼のセコンドを務めるフローレンス(安蘭けい)がいる。対戦相手はソビエト連邦のアナトリー(石井一孝)。
自由奔放な性格のフレディはフローレンスの忠告もむなしく、記者会見で対戦相手を罵り、記者達から非難をあびせられる。天才チャンピオンの成功と孤独に苦しむフレディ。一方、アナトリーは共産主義のソビエト連邦という国家を背負ってチェスをプレイすることの重圧に苦しんでいた。
フレディは試合を放棄、それによりアナトリーが不戦勝で新たな世界チャンピオンとなる。葛藤の中で、敵味方であるはずなのに恋に落ちてしまうフローレンスとアナトリー。しかしアナトリーには故郷に残してきた妻と子供がいた。
フローレンスは1956年のハンガリー動乱で親を失くした孤独な身の上だ。アナトリーは亡命を決意する。
1年後、再びチェスの世界選手権がタイのバンコクで開催される。世界チャンピオンであるアナトリーは出場者としてフローレンスと共にこの国に来ていた。
そしてこの地に、テレビ業界に転身したフレディ、アナトリーの妻スヴェトラーナ(AKANE LIV)も現れる。
彼らの人生はどのような軌跡を描いていくのか…
(あらすじは某サイトより転載)

初演の時にすごく評判が良かったのですが、観劇に至らず。
今回は「2nd Version」として一部キャストが入れ替わっての再演です。

初演のアービターは浦井くんですが、今回はマテさん。うん…ヴィジュアルと歌声は満点ですけど、日本語での台詞は…(^_^;)
安蘭けいさんのフローレンス、1幕はマニッシュな黒スーツに身を固めカッコイイ!セコンドです。2幕は一転、アナトリーと恋に落ち亡命。白いフレアなスカート姿。ソ連の民族問題に翻弄される女性でした。
アナトリーの石井さん。冷静に試合をすすめようとするけど、やはり国家間の争いには叶わなかった…
妻がいるのになぁ(笑)でも奥さん怖そうw
フレディの中川くん!おお何だか久しぶりに中川くんの歌を聴きました!! 中川くんは何故か鬱屈したキャラクターを演じることが多いですね…
今回のフレディも両親に愛されずに育ち、トリッキーな言動や試合を放棄してしまったりの、いわゆる「困ったちゃん」ですけど、彼の本質はアナトリーが理解してたみたい。
戸井さんの歌声も素晴らしかったし、アンサンブルさんのハーモニーも見事。
舞台のセットもスタイリッシュ。チェスの精を演じたダンサーの大野幸人さんのダンスも光る。

コンサート形式というだけあってマイクを持ちながら進むけど、この作品に関してはこれで十分な気が(^_^;)
チェスの試合と言うよりは、東西の冷戦がかなりのウェイトを占めていた。