2013年5月12日(日) マチネ 東京芸術劇場 プレイハウス 1階 U列 28番
4回目。千秋楽。
そして宮沢りえちゃん@アルヴィーヌを初見。
当日券の列に9時時点で300人以上並んだという、何だか伝説になるような舞台になりました。
まぁ中には野次馬的な人もいたかも知れませんが(^_^;) 何はともあれ終わってしまいました。
宮沢りえちゃんのアルヴィーヌは、さすがに硬いなぁという印象でした。
セリフも、立ち姿も。それは仕方無いことです。25時間位で稽古して本番に臨んだんですから。
セリフが削られていたり、モントロンが替わりに言っていたり。
天海さんに当て書きで書かれたものなので、それをタイプの違うりえちゃんが演じる。相当なプレッシャーだったと思います。
他のキャスト・スタッフ総出で支えた、一体感みたいなものは感じました。
前半は色々芸能ニュースやスポーツ新聞に書かれているような“完璧な”という印象は受けなかったですが、後半になってグッと良くなって来ました。特にナポレオンの首をしめて殺そうとする辺りから。
例のモリエールの劇中劇では急ごしらえを逆手に取ったセリフもあり、客席大いに盛り上がりました。
それと、天海さんには無い(失礼)色気で、天海版「(背が)大きい!」→宮沢版「胸の谷間を強調して…」とか。
衣装もカツラも、天海さんのものをそのまま使用したようです。少し生地が余っていました(^_^;)
「月光」はエアピアノでしたが、その後のピアノは何故か「函館の女」(はーるばる来たぜ函館へ~)→「どこの国の人なんだ!?」とロウがすかさずツッ込む!
ナポレオンの規則正しい生活のシーンは、アルヴィーヌが日記を読む形に。肉体訓練が1回増えたw→次のシーンでさすがの野田さんも息が上がっていました。
きっと、宮沢さんがこの役としてキャスティングされ、稽古を積み、初日を迎えていたならば素晴らしいアルヴィーヌの造形が出来たと思いますが、たった数日では高望みというものです。
しかし、ここまで仕上げた宮沢さんには、オールスタオベと暖かい拍手が、何よりだったと思います。
野田さんも声が枯れてましたね~ やりたい放題(?)→でもソデに三谷さんがいたみたいなので、あまり無茶しなかったのかな?
ロウとチェス対戦の場面で、駒をスゴイ勢いで投げてしまい、一部壊れたみたいです。
駒が一つ落ちてしまい、ロウが拾い、ナポレオンに渡す。なぜか御礼にどら焼き(?)をロウに。さらにロウからモントロンへ。
モントロン、袋を開けて まさか食べるのか?と思いきやまたナポレオンに「はい♪」と渡してました。
なんだこれ(笑)
アントンマルキとナポレオンのシーン(チェスと実戦の違い編)はまたも沖縄弁でしたサ~
めずらしくモントロンが噛んでました。ラストのビクトールが死ぬ場面で。「もう1回!」とか言ってウケてました。
そして我らが!ロウ総督。もう今日の総督はピカイチでしたよ~
あの威厳。あの上から目線!(笑)あの執拗さ!!
まさか内野さんと宮沢りえちゃんが共演する時があるとは思いもしなかった(爆)私の正直な感想。
アントンマルキの今井さんは余り噛まなかったよね… 安定しているなぁ。
浅利くんも頑張った!
公演中止やその後の当日券販売における劇場側の誠意ある対応などは特筆すべき点かと思います。
「記録用」としてTVカメラが数台入っていました。WOWOWのスタッフさんもいました。
まぁDVDは出ないと思いますけど…
千秋楽だけど(?)著名人が沢山観劇していました。私が見つけただけでこれだけの方が。
・萬田久子さん
・小澤征悦さん
・吹越満さん
・神田うのさん(超目立ってた…)
・今拓哉さん・岩崎宏美さんご夫妻(たぶん)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
開演前のお茶会(12人以上!)有り難うございました。楽しかったです。
それと某所へ誘ってくれた かぶとむしさんにも感謝。
貴重な貴重な、池袋の夜は長くて濃ゆかったw(謎)