No.357 「ロミオ＆ジュリエット」

2011年10月1日（土）　マチネ　赤坂ACTシアター　1階　O列　3番

ロミオ＝山崎育三郎、ジュリエット＝昆夏美、ティボルト＝上原理生、マキューシオ＝石井一彰、死のダンサー＝中島周。

前楽で大盛り上がりのACTシアターです。休憩時間の混雑っぷりは凄まじく、トイレには長蛇、チケットフォルダーを貰う人の列も長く、なんとかしてくれー！といつも思う。

育三郎くんのロミオ、やはりヴィジュアル面では若干オシイですけど、昆ジュリエットとの2ショットはバランスが良いです。
歌の表現力では城田くんより幅広く表現できている感じがしました。ただしどの女にもモテモテで、携帯に女性からのメッセージが入っているのを消去する登場の場面では、その「イイ男」っぷりは少なかったなぁ。
ジュリエットがいるバルコニーに登る場面でも、城田くんは2歩位でヒョイと登ってた気がするのですが、育三郎くんは着実（？）に登ってました。
ダンスも思った以上！カテコではまさかのバク転！！（爆）育三郎くん、いつの間にそんな芸当が出来るようになったのですか～？！
昆ちゃんも場数を踏んできたので、少し演技面にも成長が見えたような…　あのヒールでぴょんぴょん跳びはねているのを見ると、やっぱり若いって素晴らしいっすね（汗）
上原ティボルトの“やさぐれ感”は益々ｗ
岡田パリスのKYっぷりもいいね。
中山昇大公の声も素晴らしいし、未来さんの乳母のナンバーには涙がこぼれ、安崎さんの神父（「アロマテラピーが趣味なんだ！」と布を取る場面では、布回しまくってました。育三郎くんがアドリブ？で「髪ぼさぼさ」）も染みる～。
禅パパは「娘よ」のナンバーで指輪（？）か何かを舞台上に投げ捨てる熱唱を。
浦井くん、ロミオも出来る感が…　いいと思うんだけどなぁ。

死のダンサー、中島さんの動き。ついつい眼が追っている。大貫さんよりはクールな感じもしたけど、何かもう視線といい、跳躍力といい、素晴らしい。

前回、なぜロミオがマントヴァに行ったのか不明だったのだが、神父様が行けって言ってたのね(^_^;)
それとロミオの携帯を壊すのは薬売り＝死、だった。
ラスト、霊廟シーンのバックセットもちゃんと十字架になってて、ちょっぴり感動しました。

ナンバーが結構いいので、こんど来日するフランスヴァージョンも是非観てみたいです。
衣装も時代設定も、どうやら普通（？）らしいですし。