2009年12月30日(水) マチネ 電通四季劇場・海 1階 17列 28番
アイーダ=濱田めぐみ、ラダメス=渡辺正、アムネリス=五東由衣、ゾーザー=飯野おさみ、メレブ=有賀光一、アモナスロ=川原洋一郎、ファラオ=前田貞一郎、ネヘブカ=松本昌子、他。
作曲=エルトン・ジョン、作詞=ティム・ライス、演出=ロバート・フォールズ、日本語版歌詞・台本=浅利慶太、他。
久々にカレッタ汐留に行きました。随分と飲食店が変わっていたなぁ。
2009年観劇納めは「アイーダ」にしました。やっと東京に来てくれたので。
最近は四季のミュージカルにご無沙汰な事が多く、今回も観て、作品自体は素晴らしい出来だし、歌唱の所はやっぱり凄いと思うんだけど、セリフがどうもクサくて(^_^;)
というのも四季の屋台骨の一つである「母音法」が、立ちすぎなんですよ。
“もう死ぬぞ”というシーンなのに、ハッキリ喋り過ぎじゃっつーの(爆)
あとね、日本語歌詞なんですが、少し古めかしい感じがしました。まぁ日本語は一音につき一つの単語が乗らないので、制約が多いのは重々承知してますが…
暴言(?)はこの辺にしときますか。
今日のキャストは結構良い感じじゃないですかね?思わず「当たったかな」と。
濱田さんのアイーダは本当に素晴らしかった。歌は力強く、またヌビアの王女としての威厳もあり、ラダメスとの恋・ヌビアの民の開放・アムネリス王女との三角関係など揺れる女性の表現も。
ラダメスは渡辺正さん。基本ラダメス役は上半身のガタイが良くないとダメみたいです(笑) この四季版も結構上半身ハダカ率が高かった。
アムネリスの五東さんは何の舞台で拝見したことがあったかなぁ… オペラ持って行かなかったので、時々北陽の虻ちゃんに見えて仕方なかった(すみません・汗)
エジプトの王女様ともなると、豪華なドレスにエステ、スイミングでプロポーション維持ですな(ここのプールの表現は面白かった)
アイーダとアムネリス、この2人とも背負っている物が似ている境遇。だけど片方は奴隷の身分。対比もまた良かった。
ゾーザーの飯野さん。きゃーゾーザー軍団素敵(笑)←そこかいw
メレブの有賀さんは、凄く前「壁抜け男」の新聞売り役で拝見したのを思い出し、非常に懐かしく思いました。
プログラムを見て、昔何度か拝見した俳優さんが、まだ所属されているのを確認して、しみじみしたりなんかして。
だって「壁抜け男」を観劇したときの、石丸さん・井料さん・光枝さん達は退団してるしねぇ。
この「アイーダ」の良い所は、やはり冒頭のシーンとラストシーンが繋がっている所だと思う。本当に良く出来たストーリーだと思う。
エルトン・ジョンのナンバーは、かなりポップだったなぁ。
少し前に見た安蘭けいさんの「アイーダ(王家に捧ぐ歌)」と比べても、軍配はこちらに上がりましたです。
場面転換や、影絵の手法を利用したシーンは綺麗だったわ~w