2007年10月20日(土) マチネ 青山劇場 1階 XC列 19番
サリー・ボウルズ=松雪泰子、MC=阿部サダヲ、クリフォード・ブラッドショー=森山未來、シュルツ氏=小松和重、エルンスト・ルートヴィッヒ=村杉蝉之介、ミス・コスト=平岩紙、ミス・シュナイダー=秋山菜津子、他。
演出=松尾スズキ。
1929年、ナチス台頭前夜のベルリン。キャバレー、キット・カット・クラブでは、毎夜毎夜、退廃的なショーと、刹那的な恋の駆け引きが繰り広げられている。
妖しい魅力でお客を惹き付けるMC。そして、ショーの花形、歌姫のサリー・ボウルズ。ここは、日頃の憂さを忘れられるバラ色の場所。
大晦日の晩、アメリカから到着したばかりの、駆け出しの作家クリフは、たちまちサリーと恋に落ち、一緒に暮らし始める。
彼らが暮らす下宿の女主人シュナイダーは長年女一人で生きてきたが、心優しいユダヤ人の果物商シュルツと結婚することを決意。
しかし迫り来るナチスの脅威に、結婚を断念せざるをえなくなる。
希望に満ち溢れていたサリーとクリフにも、ナチズムの足音は聞こえ始め、そしてついに、キット・カット・クラブにも…
(あらすじはHPより)
ちょっと期待しすぎちゃったのかも…
通路側だし、滅多に座れないXC列だし。
確かに退廃的だし、ナチの足音も聞こえてきた。ショーの部分は良いと思う。
でもな~ なんだか消化不良って言うか、キャスト空回りって言うか…
青山劇場が広すぎたのかな。私が座ったのが前方だったからかな。
芝居部分に魅力を感じなかったんだよね~
2階建てのセット、2階部分はキット・カット・クラブ・バンドが演奏。
松雪さん。うーん細いっ。そのウエストはどうなってんですか?と聞きたくなる程。
キャバレーの花形としては若干細すぎて、もっと肉感が欲しい。歌も綺麗に歌えているけど…。セリフとなると案外一本調子で、サリーのイキオイに乗れて無い?
阿部さん。ネコがモチーフですか(笑)客いぢりもありました。なぜかシモテで寝たまま数分…ってのもありました。ラインダンスも踊りました。あぁ、でも何故にいつもの阿部サダヲの魅力を感じられないのだぁー!
森山くん、お得意のダンスを殆ど披露せず、凄かったのはドロップキック(爆)。でもこういうセイネンを演じさせたら今一番だろうな…
物腰も優しいシュルツ氏は酒乱のケがあり、休憩後の2幕始まる前には客席に乗りこみ、暴れておりますた(^_^;)
誰よりもドイツ人、村杉さん♪ クリフの住む下宿に何故か窓を割って入ってくるわ、非常に行動がアヤシイです。
で、今回のサスガ賞は やはり秋山さん!あー。いいわー。この安心感。この人の、期待を裏切らない演技。
もっと客席使ってくれるのかと思ったけど、イマイチだった。
ダンサーのレベルは高い。ぽちぽち入るネタは笑えるのもあった。
カテコ後はキャノン砲がブハッと出た。挨拶も有り。阿部さんは小声で何言ってるのか殆ど聞こえず(^_^;)。“(松尾スズキ氏監督作品の)「クワイエットルームへようこそ」が今日初日なのに、こんなに来てくれてありがとう…”と言ってから松雪さんに振ってました。その松雪さんも、“この後映画館へ行ってね♪”と仕切りに宣伝しておりますた。
最後に。「よっぽどー!」