アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(その他のギャンブル?)黒川氏の賭けマージャン問題について

2020-06-04 20:53:21 | その他のギャンブル
 黒川元検事長が、マスコミ関係者と賭けマージャンをしていた問題について。

 訓告の処分が軽いとか、これを決めたのが誰なのかと、色々騒がれていますが、正直ここまで騒ぐほどの問題かと思います。

 今回の件で、黒川氏が懲戒免職になる可能性は全くありません。飲酒運転でも、最近は懲戒免職が重すぎるという判決が出ているのに、友達の家で賭けマージャンをやったくらいで懲戒免職なんてありえません。自衛隊で、賭けマージャンで停職になった隊員がいたようですが、このケースは、自衛隊の寮で、後輩を無理やり参加させて行われていたという事情も考慮されたようです。
 今回の件が外出自粛期間中だったことについても、これを理由に処分が重くなることはありません。先日、四国の公務員が県外移動自粛期間中に他県で登山をしていて、救助隊に救出されるというケースがありましたが、全く処分されなかったということです。つまり、この自粛には強制力がなく、これを理由に勤務時間外の行動について処分を下すことは違法だということです。

 そもそも、黒川氏は十分すぎる制裁を受けています。
 黒川氏は、あと数か月で定年でしたが、中途退職となりました。この場合、退職金の計算式が変わり、定年退職の場合と比較して500万円以上退職金が減るそうです。もちろん、本来ならもらえたはずの給与ももらえません。合計すれば、軽く1000万円を超える利益を逸したことになります。
 また、問題なく退職していれば、弁護士とか大学の名誉教授とかになって更に稼ぐことができたと思いますが、今回の件で経歴に大きな傷が付いてしまいました。確実に、仕事に影響が出ます。大学教授なんてまず無理だし、どこの弁護士事務所も雇わないでしょう。もしかしたら、数千万円から億単位の利益を逸することになるかもしれません。
 それに比べて、仮に今回の処分が訓告ではなく停職になったとしても、それがあるか無いかでどれだけの差があるでしょう。

 検察が立件するかどうかについても、本当にどうでもいい話です。今回は現行犯ではないし、この程度の微罪に何人の捜査員を費やすつもりでしょうか。費用対効果を考えるとあまりに無駄な話です。また、裁判ですら、社会的制裁を受けているかどうかが判決に影響することを考えれば、黒川氏は無罪でも全く問題ない話だと思います。

 「例え1円でも賭けていれば違法だ」「これが問題ないなら、テンピンまでは問題ないと閣議決定しろ」と言っている公務員叩きが大好きな弁護士が言っていましたが、それなら自動車のスピード違反はどうなんでしょう。
 制限速度とは、「例え1キロでもスピードオーバーしたら違法」のはずですが、現実的に10キロ未満のオーバーなら、捕まることはまずありません。かといって「10キロまでは問題ないと閣議決定」なんてこと現実的にあり得ません。曖昧だからこそバランスが取れているわけで、これを「制限速度を見直す代わりに、1キロでもオーバーしたら検挙する」なんて方針に変えたら確実に混乱します。
 また、今回のマージャン相手が一般の人だということも考慮すべきです。これが暴力団関係者なら、懲戒免職もあり得ると思います。思い出すのは、バドミントンの桃田選手の件です。彼は、裏カジノに出入りしていましたが、出場禁止処分が明けて現在は復帰できています。裏カジノは反社会的勢力の資金源なんですから、明らかに桃田選手の方が重い罪だと思いますが、それでも復帰できています。もちろん、その処分について軽すぎるとは思っていませんが、それなら黒川氏についても、素直に罪を認め退職する(復帰しない)ということなら、訓告以上に重い処分を科す意味は全くないと思います。

 テラスハウスに出演していた女子プロレスラーは、SNSによる叩きすぎが原因で亡くなったと言われていますが、黒川氏についても同様だと思います。コロナによるストレスがぶつけられている形になっていると思いますが、本当にそこまで叩かなくてはならないほどの罪だったか、もう一度考えてみるべきだと思います。

最新の画像もっと見る