10月1日からスタートしたGo to Eatキャンペーンについて。
簡単に説明すると、指定されたグルメサイトを通じて指定された店で飲食の予約をして利用した場合、昼食なら500円分、夕食なら1000円分のポイントがもらえるというものです。貰ったポイントは、貰った日の2ヶ月後までに、そのグルメサイト内の指定された店で使うことができます。
私も既に何度か利用していますが、気になるのは株主優待と併用できるケースについてです。現時点で、私が保有している銘柄で、岡山県内の店舗でキャンペーンが利用できるケースについて紹介します。なお、私が使っているのは基本的にホットペッパーグルメだけです。
すかいらーく。
10月8日から、ステーキガストやしゃぶ葉、系列のビュッフェで利用ができるようになり、14日からは焼き肉店のじゅうじゅうカルビでも使えるようになるようです。ステーキガストは夜でも1500円くらいで普通に食べられる(ハンバーグとかにすれば1000円程度も可能)ので、これは凄くお得です。優待券が減らされたうっ憤を晴らしたいと思います(笑)。
フジオフードシステム。
串揚げ食べ放題の串家物語で使用可能です。食べ放題(飲み物なし)で昼は1500円程度、夜は2500円程度です。この差があるなら、キャンペーンを考慮しても昼の方がお得だと思います。ただ、倉敷店では夜にソフトドリンク付きで1470円みたいなキャンペーンをしています。イオン倉敷まで行くのは面倒ですが・・・。
また、土日は高くなるので、可能な限り平日に行くべきでしょう。
マルシェ。
八剣伝等で、キャンペーンに参加している店があります。優待券は1人あたり千円引きというものなので、2000円食べて1000円払って1000ポイントみたいな食べ方が、私のような酒を飲まない人間にとっては可能です。ルール的には、1000円ちょっと食べてほとんど現金を払わず1000ポイントもらうことも・・・。
ゼンショー。
焼肉店2店については、E-PARKというグルメサイトに参加しているようですが、E-PARK自体が10月19日からの参加となっているため、使えるかどうかは分かりません。仮に参加しても、新たなグルメサイトに入るのは面倒だし、そもそもゼンショーの優待券がそれほど多くないので、多分行かないと思います。
ジー・テイスト。
焼肉店やしゃぶしゃぶ店など、使える店は多いです。金券型も割引券型(20%とか)も使えます。何枚も持っていないので何度も使うことはできませんが、割引券がある限りは何度か行けると思います。
第一興商。
岡山県内の全ての店舗で利用可能。酒なしなら2000~2500円程度でも十分食べることができるが、酒を飲むと4000円は軽く超えてくる。普段でも自前のサイトから予約すると、現在は1人300円分のポイントが付くが、今はGo to Eatの方が断然お得。
キャンペーンには、遅れてくる店舗もあるようですから、他の店舗の参加もあるかもしれません。ただ、カラオケは今回のキャンペーンから明確に除外されているので、使えないのは残念です。カラオケは飲食店以上にダメージが大きいわけですが、状況を考えるとキャンペーンに含めるのも問題があると思うし、難しいところです。
ついでに、テレビを賑わせた「トリキの錬金術」について。
簡単に説明すれば、焼き鳥店「鳥貴族」で、キャンペーンを使って予約し、1品しか頼まずに帰って、300円ちょっとだけ払って千円分のポイントを得ることを言います。
これについては、私もすぐに気づきました。これまでも割引クーポンを使うのが好きな私は、今回も当然、何円以上使ったら1000円貰えるかを調べました。この時、金額に制限がないことに気づきました。しかし、さすがに千円以下にしようとは思わず、これまで使った店では、会計が少なくとも1人千円以上になるようにしてきました。
今回の件の責任の比率は、政府(農水省):客:グルメサイト:店=1:1:1:7と評価します。
最も責任があるのは店です。というのも、店側はキャンペーンの条件を付けることが元々可能だったからです。例えば、私が今回行ったお好み焼き屋は、値段に制限はなくても、2人以上という条件が付いていました。店側は、この「錬金術」をされても良いことは全くないどころか、利用された机を掃除したり、グルメサイトに手数料を払う分だけ損してしまうのですから、もっと積極的に対策すべきだったと思います。
グルメサイトは、もし「席だけ予約」を強制しているのなら責任は重くなりますが、そうでないのなら責任は薄いと思います。
政府については、税金を投入する以上、公平感の問題でこの件を放置したのは問題だと思いますが、政府のレベルで、キャンペーン適用となる値段を決めてしまうと、正しく使われているか調べる義務があるため、余計な費用がかかってしまいます。結局、店やグルメサイトの自主性に任せるしかないので責任はありません。
最後に客ですが、ルール上そうなっているのなら、問題はないと思います。駄目なら店がルールを変えればいいだけの話なので、ルールに従っている以上、非難されるいわれはないと思います。ただ、私はとても真似できませんけどね(苦笑)。
なお、株主優待券は、「割引券」ではなく「金券」であり、我々投資家は、値下がりのリスクを許容した上で優待券を得ているのですから、上で書いた株主優待券とキャンペーンを併用し、現金をほとんど使わずポイントを得る方法は「錬金術」とは全く異なるものだと認識しています。