日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

強運の持ち主

2018-09-08 05:30:25 | 読書
瀬尾まいこの『強運の持ち主』を読みました。



この話は、脱サラして占い師になった若い女性のお話です。ルイーズ吉田という名前で占いをする彼女は、ショッピングセンターで、悩みを抱える人たちと向き合います。家庭の問題の相談に来た少年には、休み返上でつきあって彼の問題を解決に導きます。彼の気を引きたい女子高生は、何度も何度もやって来ます。物事の終わりを感じてしまう体質の男子大学生は、弟子入りしたいと言って押しかけます。そんなちょっとほっこりするお話で構成されています。



実は、関西に住んでいる僕の叔母が占い師です。大学生の時に関西旅行に行って、叔母の家に滞在した時に、僕も叔母に簡単に占いの手ほどきをしてもらいました。その時は時間もなかったので、姓名判断の恋愛に関する部分だけ教えてもらい、あとは姓名判断のいい本を紹介してもらって自分でも勉強しました。友人やら後輩やらを占ってみると、これがけっこうよく当たっていて、評判になり、友達の友達まで占うような時期がありました。叔母はよく、「占いに来る人の大半は自分の結論を持ってるんや。それを誰かに後押しして欲しくて来ている。きちんと話を聞いてあげるのがお仕事やねん」と言っていました。この本でもその通りに描かれていました。
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