仮 定 さ れ た 有 機 交 流 電 燈

歴史・文化・環境をめぐる学術的話題から、映画やゲームについての無節操な評論まで、心象スケッチを連ねてゆきます。

墓と戯れる女:その名は…

2006-11-01 22:02:37 | ※ モモ観察日記
愛妻です。初登場です。
ぼくが卒論合宿へ行っているあいだ、彼女は日本史研究会の大会に出席するため上洛していたのですが、前日に自分の研究に関係する旧跡を回っていたもよう。月曜に帰宅すると茶の間にデジタル・カメラが置いてあり、記録をみると上のような写真が20枚も…。この墓は、保元の乱で死亡した藤原頼長のもので(伝)、相国寺の墓地で探し出すのに苦労したとか。なんとか「しっくりくる」ツーショットを実現しようと、ひとりきりで30分ほど頑張ったらしいですが(もちろんカメラはセルフ・タイマー)、墓と戯れるおんなの一部始終を目撃した人がいたらどう思ったことか…。最後には烏もやって来て、その珍妙な光景を眺めていたそうです。
ちなみに、この墓地には藤原定家・足利義政・伊藤若冲のトリオ墓も存在。それにしても、この組み合わせ。どこぞの映画館の3本立てじゃないんだから。
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7 Comments

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いやはや (つづら折り)
2006-11-03 02:10:36
史跡巡りを楽しむご家庭の様子が伝わってきて、なぜかうらやましさを覚えますね。小生の家庭の場合は、家族ドライブに行ったときでも、嫁さんと子どもたちは郊外型ショッピングセンターに降ろして、
私一人で旧跡を訪ねている始末ですから。
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刷り込み (ほうじょう)
2006-11-04 06:35:07
コメントありがとうございます。そうですね、一緒に史跡を巡ることも多いですね。ぼくの場合、父も歴史学者だったものですから、幼い頃から、家族で遠出といえば必ず史跡巡りだったのです。記憶に残っている最初の旅行が登呂遺跡ですからね。家族で回ると、前後の会話がまた楽しいもの。夏休みの自由研究で古墳の構造模型を作成するぼくの姿を、父がどんな気持ちでみていたのか。想像してみると面白いですね。ぜひ、お子さんにも刷り込みを。
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次はご夫妻で (おおた)
2006-11-06 02:07:23
過日は、仏教史学会のシンポ司会お疲れ様でした。
期待?したほどの舌戦ではありませんでしたが、
懇親会等で延長戦があったのでしょうか。

HPは、先週この御写真の方からうかがいました。
内容豊富なページですね。これからも拝見させて
いただきます。
それから、学会で背後から突然つついたり、名前を
連呼するのはご勘弁くださるよう、愛妻様にお伝え
くださいませ。びっくりしますので。
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失礼しました (ほうじょう)
2006-11-06 03:55:57
仏教史学会、ほんとにお世話になりました。今年はあまりお話もできず残念でした。安藤さんから分不相応なことを頼まれてしまいましたが、サマーセミナーでの欠席裁判でしょうかネ。また、日本史研究会では愛妻が失礼をしたようで申し訳ございません。ちゃんとしつけをしておきますのでご容赦を。なお、シンポの延長は、これから本格化しそうですよ。
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むむむ (愛妻)
2006-11-06 14:55:32
あたしの愛情はいつも空振り
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いつも・・・ですか (おおた)
2006-11-08 09:03:02
>愛妻様(お名前出してもよろしいのでしょうか)

愛情のわからん了見せまいオコサマ
ですいません。。
御上洛の際には、墓でも寺でもお供しますので、
オユルシクダサイ(ただし愛妻様1名限定で)。

>ほうじょう様

いえいえ。あまり「外側」(いろんな意味で)に
出たがらない学会が、珍しく外向きに発信しよう
としてる機会なので、ぜひ北條さんにお願いしたい
ということで安藤君と一致しました。
私からもどうか
よろしくお願いします
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外向きですか… (ほうじょう)
2006-11-16 21:28:42
外向きですか…。う~ん、何の話をしたらいいんでしょうね。なんか、『死者の書』やりたい気がするんですけど、1時間じゃ話し終える自信がない。少し考えてみますね(最近、仏教から遠ざかっているもので…)。
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