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く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<トーチジンジャー> 聖火のトーチのような花姿から

2019年05月16日 | 花の四季

【東南アジア原産、「タイマツショウガ」とも】

 マレーシアやインドネシアなどの熱帯アジア原産のショウガ科エトリンゲラ属の多年草。葉はショウガに似た大きな長楕円形で光沢がある。花は径15cmほどの球状で、直立した高さ1~1.5mの太い花茎の先に付く。花の色は南国の花らしい情熱的な鮮紅色。ただ幾重にも重なりあって花びらのように見えるのは葉が変化した苞(ほう)で、実際の花は小さくてあまり目立たない。

 トーチジンジャーの名前は英名の「Torch ginger」から。蕾からの咲き始め、真っ赤な苞葉は松明(たいまつ)の炎のように立ち上がり、その後、球状の花序が次第に膨らむ。その花姿を聖火のトーチにたとえた。別名に「タイマツショウガ」も。園芸品種には花色がピンクや純白のものもある。

 学名は「Etlingera elatior(エトリンゲラ⋅エラティオール)」。草丈が3~4mで、大きなものは6mにもなる。種小名も「より高い」を意味する。トーチジンジャーはマレー語で「カンタン」と呼ばれ、切り花のほか食用にもされてきた。蕾や若い花序が香味野菜に、果実は生食に、種子は香辛料に。タイでは仏教寺院での供花としても人気が高いそうだ。   


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