【客取り方式から店側がパック詰めに!】
“関門の台所”といわれる山口県下関市の地方卸売市場「唐戸(からと)市場」。ここで観光客の人気を集めるのが鮮度抜群の寿司や海鮮丼をその場で味わうことができる「活きいき馬関街(ばかんがい)」(馬関は下関の古称)。その客寄せイベントも新型コロナの感染防止対策として一時営業自粛を余儀なくされた。しかし久しぶりに訪れると、多くの観光客でにぎわい以前の活気を取り戻していた。
馬関街がスタートしたのは約20年前の2002年。金⋅土曜は午前10時から午後3時まで、日曜⋅祝日は午前8時から午後3時まで開いている。今回行ったのは6月9日の午前11時前。2018年以来5年ぶりだか、市場内の中央通路は観光客で溢れかえり、人気店には横の狭い通路に長蛇の列もできていた。たぶん事前に高い人気の店を調べて来た人が多いのだろう。
ただ販売方法は様変わり。以前は客が店から受け取ったプラスチック容器やトレーに、好みの寿司をトングで入れて精算してもらっていた。それが今はほとんどの店で、客の注文を聞きながら店側が詰めていく方式に改まっていた。店頭に並べた寿司や揚げ物なども、飛沫防止のためブラスチックの透明板などで囲っている店が目立った。
販売はどの店も1貫単位。これは前と変わらなかった。このため好みの寿司が入った容器を持ち歩き、他の店でまた入れてもらうといった光景があちこちで見られた。まさに“寿司バイキング”。市場周辺のベンチなどにずらりと並んで関門海峡を眺めながら舌鼓を打つ。その光景も以前と同じだった。
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