く~にゃん雑記帳

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<大和郡山・売太神社> 「古事記」編纂の稗田阿礼をたたえて「阿礼祭」

2013年08月17日 | 祭り

【今年で84回目、菅笠・浴衣姿の女児が「阿礼さま音頭」を奉納】

 「古事記」編纂者の1人といわれる稗田阿礼の遺徳をたたえた「阿礼祭」が16日、奈良県大和郡山市稗田町の売太(めた)神社で行われた。稗田町は阿礼の出身地といわれ、神社は阿礼を主祭神としてまつる。阿礼祭は昭和5年(1930年)、児童文学者・久留島武彦氏らの提唱を受けて始まった。今年で84回目。かわいい浴衣姿の女児たちが大きな輪になって「阿礼さま音頭」などの踊りを奉納した。

 

 祭りは午前10時にスタート。まず拝殿で巫女姿の4人による「稗田の舞」の奉納、玉串奉奠などの神事が執り行われた。続いて、拝殿前の広場で女児たちの踊り。幼稚園児と小学生の約40人が歌と太鼓に合わせ、反時計回りに踊ったが、その動きのかわいらしいこと。菅笠に浴衣と赤い襦袢、草履姿。輪をぐるっと囲んだ見物客や親御さんはその晴れ姿を盛んにカメラに収めていた。

 

 「阿礼さま音頭」に続いて「阿礼さま祭子供の歌」の踊りも奉納された。この後、延彌会という女性グループによる「阿礼祭」と「秋田音頭」の踊りがあった。が、この日の主役はやはり女の子たちだった。午後には「鎮守の杜のお話フェスティバル」として腹話術やパネルシアター、子供みこしの渡御、古事記の輪読会なども行われた。

   

 売太神社には阿礼の抜群の記憶力から、受験シーズンなどには学業向上や合格祈願の参拝者が多い。境内には「かたりべの郷」という高い石柱が立ち、拝殿脇には合格を祈願する多くの絵馬が掛かっていた。神社のある稗田町は「稗田環濠集落」としても有名。大和郡山市は阿礼にあやかって2006年から毎年2月「記憶力大会」を開いている。


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