【18日まで、今年の花付きは台風や寒波で┄┄】
宮崎県南部の日南市南郷町で「ジャカランダまつり」が開かれている。ジャカランダは中南米原産の熱帯性花木。「キリモドキ(桐擬き)」という和名を持つ。花の最盛期には森全体が青紫色に染まることから「紫雲木」とも呼ばれる。ホウオウボク(鳳凰木)、カエンボク(火焔木)とともに「世界三大花木」「熱帯三大花樹」の一つにもなっているそうだ。
まつり会場は日南海岸国定公園のほぼ中央に位置する「道の駅なんごう」と周辺の「ジャカランダの森」など。一帯には約1000本のジャカランダが群生する。半世紀以上前の1964年ブラジルの宮崎県人会から種子を贈られたことが栽培のきっかけとなった。まつり期間中は夜間のライトアップやフォトコンテストのほか、土日曜には苗木が当たる抽選会、ステージイベントなども開催中。まつりもほぼ折り返し点。例年ならちょうど見ごろかもと期待を膨らませて展望広場や「ジャカランダの森」に向かった。
ところが満開の花を付けたものは思ったほどでもなかった。案内してくれた日南在住者も「以前はこの辺りからの眺めが最高だったのに┄┄」と不思議そう。展望台の脇に立っていた「ご来場の皆様へ」という看板で初めて原因が分かった。そこにはこう書かれていた。「今年は昨年9月の台風14号や寒波によりダメージを受け、例年に比べると花が少なくなっています」。帰りに「道の駅なんごう」に寄った。そこには満開中の大きな鉢植えなどがずらりと並んでいた。眼下に広がる日南海岸の絶景も堪能することができた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます