く~にゃん雑記帳

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<スキー・ジャンプ女子> 13日にW杯最終戦 通算30勝を目指す高梨

2015年03月04日 | スポーツ

【世界選手権銀メダルの伊藤は今季W杯初の表彰台が目標】

 ノルディックスキーの2014/15ワールドカップ(W杯)女子ジャンプは13日にフィンランドのオスロで最終戦が行われる。12戦までの戦績は1位ダニエラ・イラシュコ(オーストリア)を2位の高梨沙羅が追う展開。ポイントで大差があるため高梨の3連覇は極めて厳しい状況だが、高梨にはこの最終戦にW杯通算優勝30回目がかかる。2月20日の世界選手権個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した伊藤有希は最終戦でW杯今季初の表彰台を目指す。

☆第12戦までの上位5人の順位と獲得ポイント、1~3位の回数

① ダニエラ・イラシュコ  962点(1位5回、2位4回、3位1回)

② 高梨 沙羅       873点(1位5回、2位1回、3位3回)

③ カリーナ・フォクト   622点(1位2回、2位4回、3位なし)

④ シュペラ・ロゲイユ   549点(1位1回、2位なし、3位3回)

⑤ 伊藤 有希       398点(1位なし、2位なし、3位なし)

 女子ジャンプは初開催の2011/12シーズン、サラ・ヘンドリクソン(米国)が制して初代女王になったが、翌シーズンから日本のエース高梨が2連覇。今季は第12戦(2月15日)でイラシュコと高梨が同点で優勝を分け合った結果、総合優勝は最終戦に持ち込まれた。イラシュコは31歳のベテランでソチ五輪の銀メダリスト。(写真㊧=W杯第12戦で左側のイラシュコと優勝を分け合った高梨沙羅、写真㊨=世界選手権で銀メダルを獲得した伊藤有希。右は優勝したカリーナ・フォクト)

 

 1位と2位のポイント差は89点。高梨が3連覇を果たすには最終戦で優勝して100点を獲得することが最低条件。そしてイラシュコが21位以下に沈んだ場合に高梨のポイントが初めて上回る。ただイラシュコの今季の成績は極めて安定している。12戦中、表彰台を逃したのは僅か2回だけ、しかもその2回も4位と8位。しかし何が起こるか分からないのがスポーツの世界。高梨の3連覇にもまだ一縷の望みが残っている。

 これまで4シーズンの高梨のW杯通算優勝回数は29回。サラ・ヘンドリクソンの13回、イラシュコの10回を大きく上回る。それに次ぐのは今季W杯で総合3位につけているカリーナ・フォクト(ドイツ)の2回。23歳のフォクトはソチ五輪の金メダリストで、今年2月の世界選手権でも金に輝いており、大きな大会でめっぽう強い。その世界選手権で高梨は4位に終わっており、せめてW杯最終戦を優勝で飾って通算30回という大台に乗せてほしいところ。

 伊藤は2013/14のW杯で優勝こそなかったものの2位3回、3位2回で、高梨とフォクトに続いて総合3位に輝いた。ところが今季は12戦して4位が最高。まだ表彰台に届いていない。世界選手権の銀メダリストとして、最終戦では思い残すことのないような大ジャンプを期待したい。最終戦には日本から岩渕香里と勢藤優花も参戦する。今季のW杯獲得ポイントはともに99点で24位と同順位。今季最高順位は岩渕が12位、勢藤が11位となっており、最終戦で1ケタ順位を目指す。  


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