く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<初夢?> ピアニスト反田恭平と小林愛実が結婚!

2023年01月02日 | 音楽

【ショパンコンクール2位と4位】

 世界的なピアニスト反田恭平さん(28)と小林愛実さん(27)がツイッターで結婚を発表した。反田さんは元日の夜、オーストリア・ウィーンからのNHK生放送「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」にゲスト出演していた。約3時間にわたるライブ中継を堪能して就寝、翌2日早朝の4時半ごろ目覚めた。いつもの習慣でニュース速報を携帯でチェック。すると、このサプライズニュースが。「これっ、初夢?」。年明け早々、こんな嬉しいお年玉があるとは!

 ツイッターには2人の連名で「いつも応援してくださっている皆様へ」に続いて、こんな文面が綴られていた。「この度、私たち反田恭平と小林愛実は結婚いたしました。そして新しい命を授かりました事をご報告いたします。小林は、今後体調を見ながらお仕事をさせていただき、延期や出演の見送りなど、ご迷惑をおかけすることもありますが、また会場で皆様にお会いできる日を本当に楽しみにしております。これからは2人で支え合いながら、互いに音楽家としてより一層精進していきたいと思っていますので、私たち夫婦を温かく見守って頂ければ幸いです。令和5年元旦」

 反田さんと小林さんは2021年10月ポーランド・ワルシャワで開かれた「第18回ショパンピアノコンクール」で一躍脚光を集めた。本選ファイナル進出者12人のうち日本人はこの2人だけ。そして2人ともショパンのピアノ協奏曲第1番を好演し、それぞれ2位、4位と同時入賞を果たした。ショパンコンクールでの2位は1970年の内田光子さん以来の日本人最高位。1年2カ月前、国立ショパン研究所によるユーチューブのライブ配信にかじりついていたのがつい昨日のように思い出される。

 小林さんのこのコンクール出場は前回の2015年大会に続いて2回目。このとき日本人で唯一人ファイナルに進出した。その模様をこのブログでも2015年10月17日「小林愛実(20歳)ファイナル進出決定!」と取り上げた。ただ、この大会では残念ながら入賞を逃していた。その6年後2021年大会 (ショパンコンクールは5年に1度開催だが、新型コロナの影響で1年延期された)で悲願の入賞を果たしたわけだ。

 反田さんと小林さんは1歳違いだが、ともに小学生高学年のとき同じ音楽教室で学んでいたという。高校も同じ桐朋女子高校(男女共学)音楽科に在籍。反田さんは高校在学中、日本音楽コンクールを制し、その後、モスクワのチャイコフスキー音楽院に進んだ。一方、小林さんは2015年のショパンコンクール出場時、米フィラデルフィアのカーティス音楽院に留学中だった。幼馴染みの2人が長年、刺激しあって切磋琢磨する間柄だったのは間違いない。

 元日の「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」で反田さんはウィーン楽友協会の演奏会場とNHKの中継現場を何度も往復しては、赤木野々花アナウンサーの質問に答えていた。その穏やかな表情と語り口が印象的だった。最後に新年の抱負を問われると、「水を与えて芽が出るような活動を進めたい」というようなことを語っていた。反田さんはウィーンで指揮を学ぶ傍ら、日本国内では奈良を拠点に「Japan National Orchestra」を立ち上げ、若手ソリストたちのリサイタル活動を後押ししている。反田さんの「芽が出るような活動」の発言にそうした挑戦を思い浮かべた。ただ、その後のツイッターで伴侶小林さんに新しい生命が育まれていることも分かった。こうしたことも踏まえての発言だったのかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする