CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】心の傷を癒すということ

2020-02-13 20:58:21 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ枠でありました
かなり力入れて作っているなと期待してみたのですが、
その期待以上に、凄く丁寧で、感動的なドラマでした
阪神淡路の震災については、リアルタイム世代だが、
いかんせん、遠すぎてよく知らなかったんだけども、
その時に、心理学というアプローチが
どれほど救いとなったのだろうかというところが
押し付けがましくなく、震災そのものに対する何かでもなく
ただ、一人の医者と、その人の考えが
大きなものを救ったというストーリーが、
なんとも感動的で震えるようでありました

出自に対する思いの部分も、凄く丁寧に、
ことさら平板に描かれているというのが、静かで、
重く伝わるものを覚えた
また、優れた頭脳を持つがゆえに、興味が人間心理に向き、
その師とも呼べる先生に、「孤独ではないですか」という問いかけが
なんというか、天才ならではの会話だと思えて、
凄く引き込まれたのであります
全体的に凄く静かで、でも、起きていることは大変なのに
印象では、心療内科のカウンセリングめいた静けさが
ドラマ全体にあったんじゃないかというくらい
つい、見ていて、そのまま見入ってしまう
そういう魅力にあふれていたように思うのでありました

仲間たち、患者さん、様々な人たちとのつながりが、
特別に感動的なものを描かずして、
凄く大切なものを培っていたと伝わるようなつくりに
心の底から感動したと思えた
とてもいいドラマだと思うのでありました

なんといえばいいのか、ともかく、凄い
描かれた、安先生も凄いのだけども、
このドラマそのものが凄いと思えてならない
なんでだろうか、ずっと、心に響いた物語を見たと思うのである