CLASS3103 三十三組

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【読書】週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包

2017-05-03 19:10:15 | 読書感想文とか読み物レビウー
週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包  著:吉田 友和

またも台灣本であります
旅行記的なもので、小説とまではいかないけども
情報誌とは違う、著者が立ち寄った場所や、旅そのものを描いた本で
なかなか楽しく、なにより、ささっと読めました

発刊も新しく、割と最近の本でありまして、
台北にぷらっと遊びにいって、いいなぁ、楽しいなぁと
二泊三日の旅を楽しむあたりから始まるのでありますが、
旅の仕方が、私のスタイルと似ているようで
共感というか、好感をもって読み進めたのであります
そうなんだ、二泊三日とかで遊びにいくのにほどよいんだよ台灣わ

もっとも、著者は結構な旅人で世界一周も3回くらいやってんだそうで
それを似ているとか行ってしまうのはおこがましいのですが、
短い時間で、目いっぱい楽しむという感じが
ステキで面白く、ただ、その割にえらい行き当たり場当たりだなというのも
ある意味斬新で楽しく読めたのであります
あまりにも事前知識を入れずに移動しているせいか、
それは、流石にないだろうと、ガイドブックでも最近では必須になっている観光地なんかを
新鮮な目で見ていたりするのが、なんとも奇妙でありましたけど
まずまず楽しい旅の感触を確かめられたのであります

苦言でもないですが、気になったところではルビが
日本語読みの読み仮名かと思えば、現地発音っぽいのも入ってんだけど
それもなんか違うんじゃないかみたいなところがあって、
鵜呑みにすると危うい情報かもやもと思ったりしたのであります
ただ、行く先々でえらいいい目に遭うというか、
優しくされているのが、本当か?というほどなので、
これもまた、不思議なところでありました
結構な頻度で日本語喋る人と出会ってるんだが
あんまり最近は見ないような気がするんだが、どうなんだろう

ともあれ、台北から初めて西回りで一周するという話
台中、台南、高雄あたりまでがなかなか充実というか
まぁ、いいところどりで旅をしているので
結構メジャーな観光地をささっと駆け抜けていく感じが好きなところ
高雄で島にわたるあたりとか、これは次回私もやってみたいと思わされるのであります

東に回ってからが、いよいよ台灣旅の本番だろうと
楽しみに読んでいたのですが、ここが肩透かしで、台東と花蓮だけで終わってしまい
非常に拍子抜けでありました、台灣の東側はまだまだ未開というか
こっちが穴場だなと、改めて思い知る次第である

白眉な部分としては、ガイドブックにも載っていないような
離島に遊びにいったというくだりでありまして、
バイクでちゃちゃっと回っておしまいみたいな感じだったけども、
離島を楽しむというジャンルも、面白そうだと
しかも簡単にいけそうだわと、夢を見させてもらえる内容でありました

あとは、天燈上げの話や、割とベタな台灣旅を楽しんでいて
何よりも、詳細な食事に関するレポートがステキで、
あっちこっちいって、あれこれ食べるのが楽しいよなぁと
改めて、台灣での食事について思い知るのでありましたとさ
よい本だったと思うのである


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