CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

2021-05-25 20:50:29 | 読書感想文とか読み物レビウー
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール  
著:ビル・パーキンス

死ぬときに資産がゼロになる生き方をしよう

そういうお話であります
本当にこれだけ、これ以外のことは一切喋らない
読みやすく、解りやすく、なるほどと思えるところで、
納得したというか、何かしら影響を受けそうなステキな本でありました
見方によっては、消費に躍らされそうな内容でもあるんだが、
よりよい人生とは何かを定義づけるために考え続けようというのは
非常に納得できる内容であります
40過ぎた今だからそう思うけど、一番伝えたい若い人は
読まないし、読んでもぴんとこねぇかもなぁと
自分が若い頃ならどうだったかを思ったりする内容でありました

結局お金はあの世にもっていけないのだから、
資産を有効に使うべきであるという尤もなお話であります
若い頃のほうが金から引き出せる魅力が大きいという説は
非常に納得ができるというか、
若いからこそ、その経験が先にも生きるし感受性が強いからよりよいというのは
おおよそのところで、その通りといった内容だと思うところ
先送りしたほうがよいものというのが、
たとえば、映画だとか小説といったものを
少し経験を積んでから読んだほうが味わい深いものもあるけど
その程度で、大半のことは若いうちにさっさとやっておくべきと
そのためにコストをケチるなというお話でありました

そもそも、なんでコストをケチるかといえば
先々の不安や、老後に楽しみをとっておこう的な思考によるんだが
これが間違いで、リタイアまで資産を切り崩していないで過ごすと
だいたい余るという結論にいたるというお話でありました
余ったら、子供や孫にあげるという話もあるが
それは、死ぬときにやるんじゃなくて、前もってあげておくのがよい
その方が若い子達も使い道が多くて助かるはずだというのもまた
なるほどと思うところでありました

幸い、自分の場合、親はほぼ資産がないうえに、
自分が子孫にあたるものをもっていないため、そのあたりは気にしなくていいから
より早くからリタイアというか、自分のために資産を使って
いかに人生を楽しむかにシフトチェンジするべきではないかと
強く思わされたのでありました
個人的には、凄くステキな考え方で、いいなと思ったんだが
こういうのは、おそらく落とし穴というか
結局、節約で備えたおかげで論というのと相容れないし
そのリスクはとったか、とらないかという話だとすれば
この本のほうを支持したいと思ったんだが
怠惰というか、遊びたいから思うだけなのかもしれない