かぶらの漬物を自作しました
我が家に伝わるというと仰々しいのですが、
母方の実家が漬物屋だったということもあり、
その技の一部を引き継いだ母より学んだそれであります
我が家では、それを「千枚漬」と呼んでいたのですが、
京都にきて食べた「千枚漬」とは似て異なるものでありまして、
あれこれと調べてみると
かぶらの酢漬けというのが、我が家のそれかなと
思ったり考えたりするのであります
作り方はいたってシンプルで、塩漬けにしたかぶらを搾って、
砂糖を溶かしたお酢に昆布と一緒につけこむ
ただそれだけであります
実際は隠し味にとあることをするのですが、
いちおう口伝なのでメモるのは控えるのでありますが
よそでは食べたことのないステキな味になるのであります
ただ、ばあさんや母のようにうまいこといかなかったのは
当たり前のことながら…
さておき、男が唐突に漬物に目覚めるなんざ
ありそうな話ではあるものの、発端としては
人の頭ほどあるようなきわめてデカイかぶらを頂いたというところで、
ちょっとした嫌がらせじゃないかと戦慄したわけですが
せっかくだから漬物にしてやろうなどと
無謀にも取り組んだのでありました
そもそも、浅漬けすらも作ったことがなかったのに
いや、だいたい漬物ってどういうものなのかも
まったく持ってわかっていないという体たらくで挑んだのでありますが、
とりあえず、少なく見積もっても5kg以上はあるという
とてつもない巨大なカブの皮を剥ぎ(剥くというそれではない)
千枚漬け状にしたいと思うものの
当然、私の小さな文化包丁では、そもそも切ることすらできないので
仕方ないから、削り取るという手法を取り入れたりしながら
悪戦苦闘を繰り返したのであります
本来は、専用のカンナがあるんですが
当然そんなの持っているわけもないので、
しぶしぶという具合でありましたが、やってみて驚いた、
なんか、削った方が量が増えたように感じる
いったい、このかぶら一個からどれだけの漬物を作れるんだろうか、
消費しきれるかという不安とともに
それでも、やり始めた以上とめられないという
情けない理由に後押しされて、なんとか裁ききったのでありました
すげぇ量だ、鍋二つ分もある…
恐怖におののいたというか、そうなる前に気づけ馬鹿と
自分を怒鳴り散らしたくなったのでありますが
作ってしまったものは仕方ない
そこから、いよいよ漬物に挑んだのであります
まず、塩漬けを24時間というのが前準備にあるそうで、
安売りに出されていた食卓塩を使って、
振りかけては並べる、ふりかけては並べる
そんなので、みっしりとタッパーに詰め込んで終了
とてつもない量で困ったもんだと、
とりあえず塩をふりかけたそれを冷蔵庫に入れておいたのであります
で、翌日、これまた驚いたんですが
すげぇ量の水というか、汁が出てて、かさも減ってる
ああ、これでタッパー一個くらいになんとかおさまる
何リットル用のタッパーだかわかりませんが、
ともかくそれを二つという惨事から、一つに乗り換えて
いよいよ、酢漬けにするのでありました
酢と砂糖をともかくテケトーに混ぜる
酢は暖めないと砂糖が溶けないとのことで、
火にかけて、くるくるまわしながら砂糖をとかしこみ
自然に冷めるのを待つ、終わってから、
塩漬けにしておいたかぶらを搾り、
かぶら、昆布、かぶら、昆布となるように
またみっしりタッパーに詰め込んでいき
途中、3度にわけて甘酢をいれていったのでありました
最後に、輪切りの唐辛子をそえて完成
これを2日間、冷蔵庫で寝かしたらできあがったのであります
ちなみに、作ってからすでに3週間経過しましたが
まだ底が見えないという状態に右往左往しつつも、
割とうまいことなるもんだと、かぶらのおかげか、なんなのか
わからないまま、自宅漬物デビューを果たしたのでありました
我が家に伝わるというと仰々しいのですが、
母方の実家が漬物屋だったということもあり、
その技の一部を引き継いだ母より学んだそれであります
我が家では、それを「千枚漬」と呼んでいたのですが、
京都にきて食べた「千枚漬」とは似て異なるものでありまして、
あれこれと調べてみると
かぶらの酢漬けというのが、我が家のそれかなと
思ったり考えたりするのであります
作り方はいたってシンプルで、塩漬けにしたかぶらを搾って、
砂糖を溶かしたお酢に昆布と一緒につけこむ
ただそれだけであります
実際は隠し味にとあることをするのですが、
いちおう口伝なのでメモるのは控えるのでありますが
よそでは食べたことのないステキな味になるのであります
ただ、ばあさんや母のようにうまいこといかなかったのは
当たり前のことながら…
さておき、男が唐突に漬物に目覚めるなんざ
ありそうな話ではあるものの、発端としては
人の頭ほどあるようなきわめてデカイかぶらを頂いたというところで、
ちょっとした嫌がらせじゃないかと戦慄したわけですが
せっかくだから漬物にしてやろうなどと
無謀にも取り組んだのでありました
そもそも、浅漬けすらも作ったことがなかったのに
いや、だいたい漬物ってどういうものなのかも
まったく持ってわかっていないという体たらくで挑んだのでありますが、
とりあえず、少なく見積もっても5kg以上はあるという
とてつもない巨大なカブの皮を剥ぎ(剥くというそれではない)
千枚漬け状にしたいと思うものの
当然、私の小さな文化包丁では、そもそも切ることすらできないので
仕方ないから、削り取るという手法を取り入れたりしながら
悪戦苦闘を繰り返したのであります
本来は、専用のカンナがあるんですが
当然そんなの持っているわけもないので、
しぶしぶという具合でありましたが、やってみて驚いた、
なんか、削った方が量が増えたように感じる
いったい、このかぶら一個からどれだけの漬物を作れるんだろうか、
消費しきれるかという不安とともに
それでも、やり始めた以上とめられないという
情けない理由に後押しされて、なんとか裁ききったのでありました
すげぇ量だ、鍋二つ分もある…
恐怖におののいたというか、そうなる前に気づけ馬鹿と
自分を怒鳴り散らしたくなったのでありますが
作ってしまったものは仕方ない
そこから、いよいよ漬物に挑んだのであります
まず、塩漬けを24時間というのが前準備にあるそうで、
安売りに出されていた食卓塩を使って、
振りかけては並べる、ふりかけては並べる
そんなので、みっしりとタッパーに詰め込んで終了
とてつもない量で困ったもんだと、
とりあえず塩をふりかけたそれを冷蔵庫に入れておいたのであります
で、翌日、これまた驚いたんですが
すげぇ量の水というか、汁が出てて、かさも減ってる
ああ、これでタッパー一個くらいになんとかおさまる
何リットル用のタッパーだかわかりませんが、
ともかくそれを二つという惨事から、一つに乗り換えて
いよいよ、酢漬けにするのでありました
酢と砂糖をともかくテケトーに混ぜる
酢は暖めないと砂糖が溶けないとのことで、
火にかけて、くるくるまわしながら砂糖をとかしこみ
自然に冷めるのを待つ、終わってから、
塩漬けにしておいたかぶらを搾り、
かぶら、昆布、かぶら、昆布となるように
またみっしりタッパーに詰め込んでいき
途中、3度にわけて甘酢をいれていったのでありました
最後に、輪切りの唐辛子をそえて完成
これを2日間、冷蔵庫で寝かしたらできあがったのであります
ちなみに、作ってからすでに3週間経過しましたが
まだ底が見えないという状態に右往左往しつつも、
割とうまいことなるもんだと、かぶらのおかげか、なんなのか
わからないまま、自宅漬物デビューを果たしたのでありました