CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

坂の上の雲 感想

2011-12-31 11:21:51 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」
前回で一通りの感想を終えたわけでありますが、
全体としてどうであったかとか
総括しておくとステキよねと、そこまで思い至る

しかし、時間をおいてみると
そんな気も失せるといいますか、まぁ、
そういうことしなくていいじゃん、面白かったしと
身も蓋もないところに心が落ちてしまうのが
私の脆弱なるところであります

と、前置きはさておき
大変面白いドラマでありました

3年間というロングランで、途中で見られなくなったらどうしようとか、
最近のNHKはついてないから、途中で俳優さんに何か起きるんじゃねぇかとか
いろいろ不安で不安で仕方ないのでありましたが
見事完結となりました
ただ、全体を通して思ったところといいますか、
特に3部について思ったことでありますが、
ちょっと冗長に過ぎたんじゃなかろうかという印象であります

実際は、全然尺が足りてねぇ、もっと見せろよぉうなんて
駄々をこねたいところなんでありますが、
実際仕上がったあれを見るにつけて、なんというかな、
退屈とは違うのですが、映像重視すぎて、話が意味不明すぎるといった
そういう場所が、いくらかというか、相当に多かったように思うところです
よくよく思い返してみると、序盤シーンというか、1部あたりは
そんな風に思わず、ただただ、明治の躍動感みたいなのが
すごく伝わってくるし、これからどうなっていくんだろうかという
わくわく感みたいなのもふんだんで、これを3年間小出しとか
殺す気か、などと感じておったのでありますが
実際3部まできてしまうと、まぁ、全編戦争シーンというのが
そもそも退屈になる原因なんだろうなと思ってしまうところ
旅順突撃について、同じシーンばっかりじゃないのかしらと
それも狙いだったのか、今となってはわかりませんが、
なんともかんとも、思い知らされたのでありました

あと、本当かどうかというか記憶間違いだったかもと思うところの
3部が1話急に増えたんじゃないかという印象
そのせいか、なんか妙なところで切っちゃうし、なんか
物語としてわかりづらくしているそれだったように思うのでありました
90分番組だから、45分編成を2話という作り方には
なってなかったように思うのであります
ともあれ、正直3部については、映像は見たいものだったけども
話は大したことなかったなぁという感じに落ち着いたのであります
まぁ、それでも映像がすごすぎて、まったく問題だとは思わないんですがね

ひょっとすると、とりたいシーンが先行したあまり
話とか脚本とか、そういうのを後付けしたんじゃねぇかと
なんか、映像作品として根本的に間違った作り方になってたのではないかと
勘ぐってしまうところであります

と、なんか文句ばっかりっぽいですが、やっぱり面白かったのは事実で
これを3年にわけて、ちょっとずつという見せられ方が
またもったいなくて、通しで見たかったなぁ
そういう印象なのでありました、それこそ45分にして
半年くらいの放送にしたら、抜群に面白かったんだろうというか
その年は、もうこれでもかと楽しめただろうなと思うのであります
大河50年というところをそんな形で見せていたら
面白かったのだろうかなと、あれこれ考えたりしつつ
年の瀬を終えていくのであります

今更思い出しましたが、名古屋高島屋でやっている
NHK大河ドラマ50イベントというのも見てきました
また、別途で書きましょう

今年も暮れてまいります
願わくば、来年もお読みいただけましたら幸いです
では、よいおとしを