定年退職後の生き様

定年退職後、残された人生を如何に意味有るものに、しようかと悩んでいます。

女工哀史

2013年10月05日 20時03分47秒 | まんが
実家の母から「高校生時代の漫画の原稿が見つかった」と自転車で我が家に届けてくれた。

35年ぶりに見る46ページの原稿。

ケント紙もGペンの使い方も知らなかったため、無地のノートに黒い万年筆で書きなぐられていた。

下手くそだけど、今よりも遥かに熱かった・・・・・

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時に西暦1999年。

北海道はウラジオストク戦線により、ソビエト連邦に実力奪取された。

日本はブラキストン線よりも南側が国境となってしまったが、海上自衛隊を中心として、北海道奪還を虎視眈々と狙っていた。

軍備の強化を図るため、約55年振りに学徒動員制度が復活した。

高校生達は学業を中断し、兵器製造を手伝わされていた。

4月。
呉女学校時代の仲良し三人組も、本来ならば晴れて広島大学の一年生となる筈であったが、軍用トラックがすぐに横付けできるよう改造された母校の体育館で、φ35ミリの薬きょう作りを、一つ一つ手作りで手伝っていた。

夕暮れ、三人連れ立って帰宅。

※三人とも一応彼氏はいる。

ユカ(メガネ)「これ・・・」残りの二人にささくれ立った両手を見せる。
「茂君に、お前の手、カサカサして痛いって言われた。」
頼子(ソバカス)
「私も洋(ひろし)に油臭えって言われた。」

少し間を置いて

静美(お嬢)※後ろ向きのおかっぱの女のこ、この漫画ではヒロイン。
「呉女子高の乙女子ら、今は華やかなりし面影もなく・・・か」



35年前ってそういう時代だったんだ・・・