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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

楽しかった旅の一コマ (その 34 ) スペインの古都 トレド

2014年03月06日 | 日記


                ↑ 古都トレドを見渡せる場所から

  

  
       ↑ 太陽の門

     スペイン映画を見ていると、古代が現代に引越ししたような一種独特の雰囲気
     を持つトレドという街がよく出てきます。
     トレドはスペインの首都マドリッドから南へ約70kに位置する古都で、古代ロー
     マ時代から要塞都市として栄えた街です。キリスト、ユダヤ、イスラム教という
     異なる宗教や民族が交じったが故に、独自の文化や街並みが独特で、勿論、
     世界遺産となっています。

     街を一望出来る場所から古都トレドを望見すると、古代の古い町並みがそのま
     ま残っているように見えますが、表側は昔のままの石造りの建物が保存されて
     残っているように見えて、内部は近代的な役所や商店・住居になっています。
     「もしスペインの滞在が一日しかないなら、迷わずトレドへ行け」という格言があ
     るそうですが、そのくらい魅力一杯のポイントです。
     観光は前に書きましたように、高台から広い視野で見渡すのがベストで、場所
     を見つけてコーヒーでも飲みながら眺めると楽しみが倍加するでしょう。

     街のほぼ真ん中にあるサント・トメ教会では、中世の偉大なる宗教画家エル・グ
     レコ作「オルガス伯の埋葬」を観ることが出来ますが、トレドはグレコが半生を過
     ごした街としても有名です。
     後世に、「オルガス伯の埋葬」が飾ってある部屋の真下に偶然なことからグレコ
     夫妻のお墓が発見されて当時大きな話題になったそうです。
     また300年をかけて完成した大聖堂(カテドラル)は、世界のローマ・カトリック教
     会の中でも4番目の大きさを誇り、スペイン・カトリックの総本山でもあります。

     この街は坂や狭い路地が多く、まるで迷路のようですが、これは要塞都市の名
     残りだそうです。
     もし見学中に道を迷ったら街の中央に位置するカテドラルの鐘楼を目当てに歩け
     ば迷子解消です。

     
        ↑ どこからも見えるカテドラル(大聖堂)
  
                              ↑ 11世紀の軍事要塞アルカサル
   

         

         

         

     
                              ↑ 有名な白い聖母
    
                              ↑ エル・グレコ「悔悟の聖ペドロ」
  

   
          ↑ エル・グレコ「オルガス伯の埋葬」
  

  


        ↑ 中心部から少し離れたラミドール展望台から見る古都の全景

コメント
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