「銀の匙」の感想は先週の21日(金)にアップしたのですが、操作ミス?で全部消
えてしまいました。
同じ文面にはなっていないかも知れませんが、再アップさせていただきます。
週刊少年サンデーに現在も連載中で、既に1300万部を突破していると言われる
荒川弘(農業高校出身)による同名コミックの実写映画化です。
進学校に通いながらも挫折してしまい、逃げるように北海道の大蝦夷農業高校へ
入学した八軒勇吾(中島健人)は、同級生のアキ(広瀬アリス)や駒場(市川知宏)
のように明確な将来の展望を抱けない自分に違和感を抱きながら、酪農実習や部
活には四苦八苦です。
しかし戸惑いながらも次第に自分なりの答えを見つけ始める八軒でした・・・。
監督は「麦子さんと」などを撮った吉田恵輔監督で、主人公にはアイドルグループ
Sexy Zoneの中島健人が扮し、広瀬アリス、市川知宏、黒木華、吹石一恵、中村
獅童など多彩です。
吉田恵輔監督の初期の作品は好きですが、前々作の「麦子さんと」を見ていると
俳優の使い方があまり上手くなく、折角の素材を台無しにしていましたが、今回の
作品も黒木華や吹石一恵の使い方に同様なことが言えます。特に「小さいおうち」
で好演の黒木華は、前作の面影なしで、如何に監督による使い方の違いを如実に
示していて残念です。
色々と展開する挿話も中途半端気味で原作には及びませんが、原作の持ち味を
少しでも生かして清々しい一面をありますから勿体ない感じです。
吉田監督の次回作に期待します・・・。