kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

花は何処へ行った

2012年04月11日 | 
今朝、NHKTV・BSプレミアム、アーカイブスで、
60年代フォークソングの名曲「花は何処へ行った」のルーツを探るドキュメントを見た。
12年前の番組だが、見たことはなかった。
それだけに、新鮮な気持ちが堀起こされた。

P.シーガーに始まって、K.トリオ、P.P.M、B.フォー、などがカバーしてきたが、
圧巻はM.ディートリッヒだった。
人間が戦争を続ける限り、この曲が歌われるだろうということを実感した。
その原点の発想が、ショローホフの「静かなドン」の中に記された、ロシアの片田舎の民謡だったことも、驚きだった。

軟弱なフォークソングとしか思っていなかっただけに衝撃だった。
反戦歌の原点。
戦争が愚かであることを人間はいつ気がつくのだろう。
そう、この歌詞は訴える。
♪花は何処へ行った、と一番から始まって五番まで続き、また始めに戻って繰り返される。

かつては、フォークルが歌った「イムジン河」、そしてJ.レノンの「イマジン」、
いずれも、一時期、放送禁止になった。
歌の力が、権力をおびえさせるのだろう。

忌野清志郎の反原発の曲も、今となっては、生々しく聞こえる。