春に仙台に帰った時、丸善に平積みになっていた本。まだ、出たばっかりだった。
著者の年齢も近く、まさに、自分が、仙台をぶらぶらしている気分になる。
凄い!っという本ではない。だから、逆に、仙台の街を身近に感じさせてくれる。
懐かしの場所が出てきたので、ちょっとコメント。
花壇自動車学校→親父がここで、免許を取ったけど、一生ペーパードライバーで通した。
愛宕神社→仙台で、初めて連れて行ってもらった神社だったが、今は、参道が、愛宕大橋から延びる国道で、分断されてしまった。
大内屋→友達の奥さんの実家。江戸時代が創業とは知らなかった。
出雲幸五郎さん→友達のお父さん。スキーにも連れて行ってもらった。
カンノ書店→毎日立ち読みさせてもらった。たまには、ちゃんと本も買った。
毘沙門堂→夏祭りで、灯籠の絵を描いて、お小遣いをもらった。
はりかつ本店→学校帰りに寄って遊んだ。店員のお姉さんと、クリスマスプレゼントの交換をした。困った餓鬼だったろう。
東北大片平キャンパス→勝手に草野球をした。食堂の味噌汁は、5円だった。
かま志んかまぼこ店→場所的には、通学途中にかまぼこを店先で焼いていた店だと思うのだが。完全な手作りだった。
道玄坂→約30年前にオープンとあるが、もっと前からあった。
昭和に、仙台で過ごした人であれば、必ず接点が見つけられる本だ。