本書は、10年前ぐらいに書かれた本だが、読んだのは、最近。平山さんが、昨年12月に亡くなられてから平山シルクロード美術館を訪れた際購入し、読む機会を得た。
平山さんが、スケッチをして、奥様が、記録をとる。まさに、オシドリ探検隊という感じ。
一言で、シルクロード紀行といっても、当時、誰も入れなかった地区に、一番乗りで、乗り込んで、記録を残す。今や、歴史だ。あの、NHKの番組の収録前から、この100回以上の旅が始まる。
写真2枚だけ可との制限を受けたりする中、先生のスケッチ力は、絶大なる効果を発揮した。貴重な資料だ。
来年に、東京国立博物館で、平山さんの薬師寺に10年前に収めた絵画をテーマにした展覧会が、開催される。早速、ペアチケットをGetした。
昨年12月に、ふっと亡くなられて、先生の名画に浴する機会が増えた。ちょっと複雑な気もするが、亡くなられても、これだけ、人々の心を動かす絵画を残され、活動をされた平山さんに、あっぱれと言うしかない。