『タンゴ・冬の終わりに』 (於)パルコ劇場
作:清水邦夫 演出:行定 勲
出演: 三上博史・倉科カナ・神野三鈴・岡田義徳・梅沢昌代・ユースケ・サンタマリア 他
突然舞台俳優を引退した主人公・清村盛(三上博史)は生家の古い映画館に舞い戻ってしまう。盛は精神を病んでいた。病状は徐々にひどくなる。なんとかしたい妻で元女優のぎん(神野三鈴)は起死回生の一手として新進女優・水尾(倉科カナ)を巻きこむのだが・・・。
久しぶりに芝居らしい芝居を見た。出演者の演技も中々のものであるが、清水邦夫の脚本がいい。良く練られた構想、セリフも言葉一つ一つがしっかり胸に響く。主人公の心の闇を剥製の孔雀とタンゴで語らせるのも上手い(ただ三上博史と倉科カナの二人が踊るタンゴは物足りないが)。
やはり芝居は脚本によると改めて感じた舞台だった。
東京公演は2015年9月27日 (日)まで。以後全国巡演。
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