『DEATH NOTE THE MUSICAL』 (於)日生劇場
原作:「DEATH NOTE」(大場つぐみ原作/小畑 健作画・集英社 ジャンプコミックス)
音楽:フランク・ワイルドホーン、演出:栗山民也、歌詞:ジャック・マーフィー、脚本:アイヴァン・メンチェル
出演:夜神月(やがみらいと)役 浦井健治/柿澤勇人(ダブルキャスト)、L(エル)役 小池徹平、弥海砂役 唯月ふうか、夜神粧裕役 前島亜美、レム役 濱田めぐみ、リューク 役 吉田鋼太郎、夜神総一郎役 鹿賀丈史
ノートに名前を書かれた人間は死ぬという「デスノート」。死神リューク(吉田鋼太郎)は退屈のあまりそのノートを人間界に落としてしまう。拾ったのが高校生の夜神 月(柿澤勇人)。その威力を知った月は犯罪者を裁いて、世界を自分の理想のものにしようとする。しかしそれがいつのまにか無差別の殺人へと・・・。
やがて月を逮捕しようとする名探偵L(小池徹平)との勝負の時を迎える。
主人公:夜神月はダブルキャストであるが私は柿澤勇人の回を見た。
洗練された舞台美術とワイルドホーンの親しみやすい音楽もあり、前半から楽しく見られる。ただLとライトの最後の対決だけが物足りない。もう少し面白い知能対決を期待したのだけれど肩すかしの感じ。ラストは映画の方が面白かったような気がする。原作漫画は読んでないけど、どういう形で終わるのだろう。
出演者の歌のレベルは素人目から見ても高く、迫力がある。特に柿澤勇人の歌は、のびやかで言葉がはっきり聞きとれるのが凄い。また次第に変わってゆく夜神月の心の変化もうまく表現している。
今後日本発のミュージカルとして韓国はじめ海外に出て行くことを視野に入れているようだが、漫画先進国として是非成功してほしい。
東京公演は4月29日(水・祝)まで
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