酢豚のひとりごと

楽しい芝居と映画探しつづけま~す!

坂口安吾

2009-05-30 11:43:32 | 東洋大学
東洋大学のエクステンション講座に参加して来ました。
「坂口安吾と現代」の五回の講座の内の第一回目で、題は「『二十七歳』と『三十歳』」。
講師は山崎甲一東洋大学文学部教授。
参加者は40名弱。明らかに男性の方が多い。安吾は女性には余り好かれていない??

安吾は全くの初心者ですが、とりあえず作品の『二十七歳』と『三十歳』を読んで出席。

山崎先生は次のように話されました。
 安吾は無頼派と呼ばれ、反逆の精神を持った好きな作家であるが、対女性との関
係で見ると違った面が見える。安吾の性格には自己批評や相対的視点が欠けている。
女性に対しては、雅量が小さな包容力に欠けた男であった。安吾の『二十七歳』や
『三十歳』での津世子への接し方を見るとよくわかる。

短い時間でしたが、安吾の作品の読み方の一端がわかったような気がします。
次回は藤本典裕先生の「安吾の推理小説」。それまでに『不連続殺人事件』だけ
でも読んでいくことにします。


前川知大

2009-05-03 22:56:44 | 東洋大学
5月1日にNHKの教育テレビの芸術劇場で「イキウメ短編集」という舞台をやってました。
前世の話や地獄の話などちょっと不思議な気分。シュールというか不条理というか中々ユニーク。
一度、生の舞台が見たくなりました。

作・演出は前川知大で劇団イキウメ主宰。

この前川知大は、実は東洋大学文学部哲学科の卒業生で、「映画研究会」にいたらしい。
今はすごい売れっ子で8月までに3本の演出が決まってます。(5月「関数ドミノ」・7月「奇ツ怪」・8月「狭き門より入れ」)

頑張れ!東洋大学!




目刺

2009-03-13 23:36:59 | 東洋大学
俳句の[鳩の会]の兼題になっている「目刺」を買ってきました。
目に通した藁で、四匹が繋がっています。
二セット買って、網で焼き、酒の肴にしました。
おいしいのですが、二匹あれば十分でした。

他の兼題は「貝寄風」と「一人静」。「貝寄風」は難波の風だというし、「一
人静」の花は見たことがない。こんな題を出したのは誰だぁ~(笑)


東洋大学 優勝 

2009-01-03 20:37:24 | 東洋大学
箱根駅伝は、在学中の東洋大学が見事優勝しました
事件で一度は出場を危ぶまれた最悪の状態からの優勝。
新年早々うれしいニュースです。
往路は一人の傑出した能力で、復路は全員の安定した力での総合優勝でした。

私も今年で在学8年目。やっと卒論を書くまでにたどり着きました。最後の追い
込み、頑張るぞ~


休暇明け

2008-10-04 20:45:02 | 東洋大学
1日から大学の秋学期の授業が始まりました。
東洋大学は通信教育でも昼の授業の一部をとることができます。
私も漢文の授業に出席。

授業の再開で心が高ぶることがあります。
学生達が仲間と久しぶりに会った時の笑顔が見られること。
声をかけあいながら、近寄って行く時の表情が、どれ程魅力的なことか
キャンパスのあちこちでの再会を、若さへの嫉妬も感じながら見とれています。

東洋大学スクーリング

2008-05-27 15:23:47 | 東洋大学
一昨日までの日曜日3回、「近現代文学演習」のスクーリング授業でした。

テーマは江戸川乱歩の「緑衣の鬼」。翻案の原作であるイーデン・フィルポッツの「赤毛のレドメイン家」も読みました。
指導は百瀬久先生。受講者は27名でした。

二回の講義のあと、「緑衣の鬼」の各章の分担を与えられ、一人一人研究発表しました。
「緑衣の鬼」が連載された年は、二・二六事件の年。当時の世相と絡めて発表する人や乱歩の文体に焦点を当てる人、「赤毛のレドメイン家」の相違を深く追及する人もあり面白い時間を過ごすことができました。

東洋大学No3

2006-10-06 23:34:35 | 東洋大学
今週から秋学期の授業が始まった。

前にも書いたが、通信教育の学生も通学生の授業の一部が受けられる。

今日の「古代日本文学史」では、春の試験の成績ベスト5の発表があり、通信のおじさんがしっかりその中に入っていた。受講生200人だからすご~い。
その瞬間はパッチリ目が開いたのだが、昨日の飲み過ぎが響き、後は撃沈。

でも来週からは頑張るぞ~!
学食の「mantra」の辛口チキンカレーで気合いを入れ直し、強風の中を家路についた。

東洋大学通信・夏期スクーリング

2006-08-18 18:45:40 | 東洋大学
大学の夏期スクーリングで、3日間の集中講義を受けた。課目は「仏語圏文学文化と日本」簡単に言えばフランス文学史である。
「文化」という言葉で学生の興味をひくことと、教授側にも内容に一味加えてもらおうと言うことだろう。学生数減少時代に入った、大学側の苦労が垣間見える。

ボードレールやランボーの詩・サン=テグジュぺリやカミュの小説など、対象は幅広い。普段、手を出さないものに目を向ける機会が出来るのが授業の魅力である。

予習で読んだカミュの『異邦人』が面白かった。自分の意のままに生きているだけで、いつか世間から排除されていく青年。彼はその不条理を認識することで、幸せな気分で死に対峙できる境地にまで至る。全面的に主人公ムルソーに共感できるわけではないが、結構感情移入ができる。今までカミュ=哲学的と食わず嫌いしてきたことを反省。
残念なことに授業では、同じカミュの『シーシュポスの神話』の方が題材になって予習の効果はなかったが・・・。

もうひとつスライドで見た『星の王子さま』の作者サン=テグジュぺリの顔が、日産のカルロス・ゴーン(ちょっとミスタービーンにも)似ているのも、面白い発見だった。


東洋大学通信教育部

2006-07-25 23:56:10 | 東洋大学
生涯学習のつもりで始めた大学の通信教育も3年目に入った。中々進まないが、楽しんでいる。
東洋大学は通信教育部でも通学生の授業の一部を受講出来る。
「室町文化論」という課目を、二十歳前後の学生にまじって受けているのだが、今日は春学期の試験だった。
試験は一時間。「東山文化の特徴を述べよ」というような問題10題を短い文章で回答する。資料やノートは持ち込み可なので、いかに要領よくまとめるかの勝負である。
いくつになっても試験というだけで緊張するが、脳の活性化には少しは役立っている気がする。
蜷川幸雄が主宰する「さいたまゴールド・シアター」の高齢者たちは、もうすぐ舞台に立つようだが、こちらも早く卒業という舞台に立ちたいものだ。