曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

ハウスのビニール張り

2019年01月07日 | 日記

今日の花

椿  友人からもらった椿ですが、風鈴と言う名だそうです。初めて咲きました。

 


 昨日1月6日は小寒です。12月中にビニール張りを終えておきたかったのですが、みかんの出荷が忙しくてできませんでした。寒に入ったことだしもう待てません。朝から準備をしてビニール張りを始めました。そんなに難しいことではありません。棟の上に巻き上げてあるビニールをくるくると回して降ろして行きます。ハウスの骨組みパイプの肩の所にビニールの端を止めるための金具が着けてあってビニールが風で持ち上がらないように端っこを金属のバネで止めるのです。そしてビニール全体はバンドで押えます。ただそれだけのことですが、ハウスの周りを何度もあちこちと歩き回らねばならないので結構くたびれます。もともと施設栽培はあまり好きではありませんが、果実が樹上で越冬する南津海を寒さから守るためには仕方がありません。この1棟だけハウス栽培をおこなっています。作物はできることなら自然のまま作りたいですね。

 


ハウスのビニール被覆作業

 

右半分はもうビニールが下りています。

左側のビニールをくるくる回して降ろして行きます。

地上からパイプに付いたハンドルを回して巻き上げてあったビニールを広げます。

ビニールで覆われて外界と遮られました。

中の温度が上がり過ぎないようにハウスの横はまだ開いたままです。寒さの厳しい時にはサイドのビニールも降ろして密閉します。それでも内部の温度が下がると暖房機が働き始めて0℃以下にならないようになっています。南津海の果実は-4℃くらいまでは絶えられますが普段暖かい大島でも-4℃以上に低温になることもあります。

強い風対策として端は補強します。

このハウスは奥行きが約60mあります。

修理などで棟の上に上がることもありますが上を歩くのはやはり怖いですね。

 

2月の終わりか3月の初めにビニール被覆は取り除きます。できるだけ太陽の光のもと、自然の状態に戻してやりたいからです。現代の農業はハウス栽培抜きには成り立たないようですが、贅沢な世の中ですよね。冬にイチゴを食べることは今では当たり前のことですし、きゅうり・茄子・トマトなどの野菜は一年中食べていることが不思議でない世の中ですね。

このパイプハウスはほとんど私一人で建てました。一月くらいかかりましたが、プラモデルを作るみたいで結構楽しみました。物を作るのはなぜだかとても楽しいのです。

 


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