曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

防鳥ネットから出られないナガサキアゲハ♂

2014年08月28日 | 日記

今日の花 

庭で毎年夏になると咲きます。一つの花は朝開いて夕方には閉じるたった一日だけの花ですが次々と蕾が開いてゆき夏中咲いています。蝶もよく吸蜜にやって来ます。

 


 家のすぐ前には初夏のみかん南津海の畑がありまして10a余りの畑は全体に防諜ネットが掛けてあります。冬の間から5月の収穫までの間ヒヨドリやカラスから果実を守るためです。5月に収穫した後は仕事の邪魔になるのであちこちが入れるように開けてあります。アゲハチョウの仲間は柑橘類が大好きですから防鳥ネットの中に入って繁殖します。それで夏の間は畑の中にはアゲハがいっぱいいます。ほとんどの蝶は上手に開いたところを見つけてネットと外とを出入りしますが時々今日のナガサキアゲハのようにネットから出られなくて隅っこで一日中うろうろしているのがいます。

 


ナガサキアゲハ ♂


翅の裏側はメスに似ています

ナガサキアゲハのオスは上から見るとほとんど真っ黒です。

 


その他の虫  アシナガバチ   

 巣の中はみんな空っぽになっています。今年の子育てはもう終わりのようですね。もうすぐみんな巣を捨てて飛び立ってゆきます。アシナガバチの仲間でもこのての蜂はさされるとかなり痛いです。仕事柄蜂にはしょっちゅう刺されますので、蜂に対する対応の仕方はよくわかっています。蜂が人を外敵として攻撃してくる前に巣に気づけばこちらからそっとゆっくり逃げればよいのですが蜂の巣に気づかず向こうから先に攻撃を受けたときには攻撃して人の周りを飛び回る蜂を手で振り払おうとしたり走って逃げたりしてはいけません。蜂は動くものに対してすごく敏感ですがお地蔵さんの様に人の形をしていても動かないものは決して攻撃しません。誤って蜂の巣に触ったりして蜂を怒らせたときにはどんなに周りを蜂が飛び回っても絶対に動かないことが大事です。お地蔵さんになりきったら蜂は刺しません。長い間の経験ですが本当です。スズメバチのように大型の蜂に襲われた時にお地蔵さんをやるのはかなり怖いし勇気がいりますが蜂たちの興奮が収まるまで待ってからそっとその場を離れるのがベストです。