曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

68回目の誕生日

2014年08月10日 | 日記

今日の花

嵩山の山頂にヒオウギが咲いていました。嵩山とは私の町安下庄の背後にそびえる山でいつも港の方から撮った写真を載せていますので見覚えのある方もいらっしゃると思います。

何処の山でも山頂で必ずと言っていいほど見られる蝶キアゲハがヒオウギに来ていました。

 

 


 今日は私の68回目の誕生日です。多くの方よりお祝いのメッセージを頂きました、本当にありがとうございました。

また一つ齢を重ねることができました。誠に喜ばしいことです。昨年の誕生日には1日休暇を取ってルーミスシジミを見に行きました。数日前より今年はどこへ行こうかと計画を考えていたのですが台風が接近するということでお出かけはできないことになりました。台風はコースがそれて被害もなく朝から久々の青空が広がったので嵩山の山頂へ海と空の写真を撮りに登りました。8月か9月の頃が最もきれいな景色の写真が撮れるのです。今日は雲の量が少し多くて海の色がいまいちでしたが台風一過で空気は澄んでいて遠くまできれいに写りました。10mmの広角もこんな時に威力を発揮しますね。

今日はもう一つ面白いことがありました。夕方、仕事に出かけようとして外へ出たときのことです。ふと我が家の屋根の上を見ると彩雲がかかっているのです。彩雲は昔から瑞兆とされていました。でも、本当はただの自然現象の一つですよね。雲がお日様の近くにあると雲の水滴か氷の粒がプリズムのような働きをして虹の色のようなものを見せてくれるのです。でも、今日は私の誕生日なのでお日様と雲が祝ってくれるのかなと勝手に解釈して一人喜びました。家の中にいたカミさんに「彩雲が見えるぞ」と呼んだらすぐに出てきてしばらく一緒に眺めました。彩雲なんてよーく気を付けていないとなかなか見られないものです。仏教では彩雲を大事にするようですね。詳しいことは知らないけど。写真に撮るのは初めてなのでうまく行くか心配でしたがまあまあ良く写っていました。

 

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

「空を見上げる時」  石川さゆり

 空を見上げるのは子供のころから大好きでした。私は小学生の頃どちらかと言うと宇宙少年でした。昭和30年ころはまだみんな貧しくて親に天体望遠鏡を買ってくれとせがむことはできませんでした。少ないこずかいで対物レンズを買い筒は自分で作り、接眼レンズは小学校の理科の先生が理科準備室の中から壊れた望遠鏡の中から使えそうなものを探し出してくださって私にくれました。自分で作った天体望遠鏡は暗くて解像度が悪く土星は卵型に見えるだけで輪っかを確認することはできませんでした。それでも見えただけ嬉しかったものです。夏休みには理科の先生が宿直の日にお願いして夜学校へ行き学校の天体望遠鏡を出してもらい星空や月を観察させていただきました。当時の学校備品ですから今から考えるとちゃちな天体望遠鏡だったと思います。それでも月が画面いっぱいになったり土星の輪がはっきり見えたりでとてもうれしかったものです。今現在は私は昆虫オジサンをやっていますが昆虫少年だったことは一度もありません。いつも夢は空へ・宇宙へ向いていました。彩雲を見つけたように今でも空はよく見上げます。

誕生祝いをありがとうございました。

 


嵩山の山頂からの眺め

 

大島の尻尾の形がよくわかるでしょう。

 

10mmだと安下庄湾がすべて入ります。

 


誕生日の彩雲

 

今日は台風の影響で雲の流れが速く彩雲もどんどん変わって行きます。一瞬の彩りを撮ってみました。

雲と彩の変化を動画にもとってみました。まだ編集していませんのでそのうちにまたご紹介します。