止められるのか。
日本薬剤師会が猛反対している敷地内薬局であるが、次から次へと拡大の傾向が顕著である。
北海道大学病院が敷地内薬局の公募をしていたらしい。
らしいというのはインターネット上での詳細開示はせず、特定の調剤薬局へのお声かけだったようだ。
これは公募とは言わない。
詳しくは分からないが、あるメディアからの情報では、土地の貸し付けのようになっている。
貸付面積は敷地内の約900㎡(約272坪)で、使用する面積に応じて原則10年間の期限と年間400万円の賃料が発生するようだ。
使用期間は提案内容によって最長20年までとなっているが、これは初めから20年に決まっている。
10年で壊して現状復帰させて戻せとはならない。
この建物が胡散臭い。
事業運営会社(薬局)が建設する建物の上層部に、北大が使用するスペースを整備することとなっている。
どうもこのスペースは20床クラスの病床を持った診察室のようだ。
北大の外来スペースが不足していることかららしい。
さらに本体の病院と連絡通路でつながっていることが条件となっている。
詳しくは分からないが、こうなると敷地内の進化版と言うか、敷地内の院内化といった感じだ。
これが認められるのだろうか。
公募は7月10日の午後5時までで、既に終わっている。
運営事業者候補の決定は9月中旬と言われているが、こちらも既に決まっている出来レースらしい。
あえてどこの会社かは言えないが、9月中旬には噂の信ぴょう性が明らかになる。
私が聞いている会社なら”当たり”となる。
何かが動いている。
まさか入学…?
さて、日本薬剤師会が反対を唱えているが、次から次へと敷地内薬局は始まる。
何と言っても病院といえども薬剤師不足で悩んでいる。
夜間対応の薬剤師の確保はままならない。
人件費も薬局やドラッグストアの影響で高騰している。
ますますこの勢いは増すばかりだ。
今回の北大病院の公募内容に異を唱えないと、敷地内薬局に歯止めがない。
どこまでいいのか、どこまでダメなのか。
まぁ、これを言うと認めたことになるので痛し痒しなのかもしれない。
いっそのことやっちゃえばいいのに。
または「訴えてやるぅ~」もいいかもしれない。
どちらも出来ない弱さがある。