医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

安請け合い

2016-08-10 04:45:39 | 薬局
契約に書あり。

物事を決める上で双方の合意が大事になる。
宅地建物取引士として多少の「民法」を心得たものとして、この契約行為は極めて重要なことと受け止めている。

俗に言う“口約束”でも契約としては成立する。
「〇〇を売って欲しい」、「良いよ」でも契約は成立する。
但し、後から「そんなこと言っていないよ」とか「買うって言ったじゃん」などと、言った、言わないが始まると面倒な事になる。
そこでお互いに合意した内容を書面で残すのが「契約書」である。
いくら「あの時こう言った」などと主張しても証拠はない。
そこでお互いがもめないように契約内容を書面に残したのが「契約書」である。

この「契約書」の中身はかなり複雑になっており、内容が重くなるにしたがって、途中解約が難しく仕組まれている。
土地や建物の売買契約書などは中途解約をすると違約金などが発生する。
その他にも生命保険などの保険契約やレセコンなどのリース契約などは、契約書の裏側に小さな字で事細かく何か書かれている。
通常は説明を聞いて、その書かれている契約内容をあまり確認しない。
ところが、ここに大きな落とし穴がある場合もある。

当社もコンサルの依頼があった場合、契約書を交わしている。
基本は6ヶ月の契約で、お互いに問題がなければそのまま継続契約になる。
その場合は6ヶ月の延長になる。
もし契約期間の満期にて解約の場合は、1ヶ月前に解約申し込みを書面にて受けることになる。
途中解約の規約もある。
なぜ6ヶ月の更新としているのかは、出来るだけ自立して当社からの卒業を望んでいるからである。

最近、気になるのがフランチャイズ契約である。
内容は薬局経営者が介護事業に活路を見出すために契約を結ぶことが多々見られる。
契約を結ぶまでは、それなりに儲かるような話をしているが、あくまでも約束事は契約に基づいている。
内容をよく確認しないと、後から”しまった”となってもどうにもならない。
はっきり言って儲かる仕事を他人に紹介するだろうか。

会社に電話で投資の話が舞い込んでくる。
そんな時に私なら電話の相手に「そんなに儲かるなら人に教えちゃダメだ」と教えてやる。
儲かることは誰にも言わずにこっそり自分でやるものだ。

さて、話がずれたが何の契約書とは言わないが、そこに印をそしたら契約は成立してしまう。
「こんな話じゃなかった」と言ってももう遅い。
後悔しないように契約書は良く読んで、もしわからないことがあれば相談して欲しい。

“後悔先に立たず“は、後から立つのではなく、後から効いてくる。

今日から札幌に戻る。
暑い、暑い、熱い!
7時発に飛行機なので5時6分浅草橋発の浅草線に乗る。
さぁ、急げ!




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