医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

書かないつもりが

2015-02-27 04:45:45 | 薬局
多かれ少なかれあるでしょ。

困ったもので自首点検、いやいや自主点検と言えども、どこまでが薬歴の既記載としたらいいのか悩んでいる経営者も多いと思う。
薬歴算定要件には(ア)から(チ)までの17項目を記載することになっている。
この17項目全て記載しているかと言われると、現実的ではない。
既に患者から確認している内容もある。
毎回確認しなければならない内容として「服薬状況」、「残薬の確認」、「体調の変化」、「他科受診の有無」くらいだろうか。
その他は前回と変わらずで「Do」であってもいいと思う。
どうしたもんだか…。
今さら、この17項目が多いとか言い出す人もいる。
もっと早く言えよ!

ある企業はとりあえず薬歴の未記載は「なし」で出そうと考えて、多少の時間のずれがあっても、今からでも書いてしまう。
さぁ、皆頑張れ!
と言いながら自分は夜の巷におねぇちゃんと戯れる。
なぁ~んてことはないと思うが、社長自ら汗水流して高級な夜食でおもてなしかもしれない。

また、薬歴の記載がどうなっているのか不安で、レセコンメーカーに薬歴未記載の検索は出来ますかとの問い合わせも多いようだ。
そんなことわかる訳もない。
コンピュータは入力したかしないかしか判断できない。
どんな内容が書かれていっても、記載があれば〇、無ければ×である。

日本薬剤師会の会長が発した「先確認」の存在も大きい。
保険薬局業務指針の508ページに薬歴の算定要件が書かれている。
その中に「(エ)から(セ)までの事項については、処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に、患者等に確認すること」と明記されている。
前回も書いたが、今までは「努めること」だった。
それが「確認すること」になった重みを感じて欲しい。
この実態も見直す発言があった。
まさに「調剤基本料」に関するエビデンスである。

さて、3月12日に開催される規制改革会議の公開ディスカッションの出席者が発表になった。
日本医師会、健康保険組合連合会、日本薬剤師会、国立大学法人東京医科歯科大学大学院教授(川渕孝一)、一般社団法人日本在宅薬学会理事長(挟間研一)となっている。
姿が見えているのは川渕さんと挟間さんである。
残りの日本医師会と健保組合はどなたが出るのか不明であるが、かなり強敵になることは間違いない。
川渕さんは日ごろの発言から分業反対者の様な気がする。
挟間さんはどんな立場で話すのか微妙だ。
大体なぜこの2人が選ばれたのかも不思議だ。
一般傍聴も募集しているので時間がある人は応募してみてはいかがだろうか。

2016年度の調剤報酬改定は波乱含みだ。

さて、これから羽田空港に向かう。
先日は札幌だったので、今回は南の鹿児島だ。
6:40発はなかなかに厳しい。




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