医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

気が付けば…まだいいが

2014-09-21 06:01:49 | 薬局
気にならないのか。

いろいろな会社(薬局)の経営者とお話をする機会がある。
そこでちょっと気になるのが、この4月からの利益の行方である。
少なくても今月には価格が決まる。
そうなると昨年の4月から8月までの調剤技術料や薬価差益の増減がどうなったのか分かるはずだ。
ところが意外にも「どうですか」と聞いても漠然と、上がった、下がったとの答えはあるが具体的には把握出来されていない。
これでいいのだろうか。

さすがに大手調剤薬局チェーンやドラッグストアは上場しているので明確に公表されている。
この時点で、何が良くて何がダメかが考察され検討されている。
それを受けて対策も練られている。
その決算も早く、次の対策も早い。

ある社長は出来る出来ないがあるが、「調剤基本料」が25点になってしまった対策を聞くと頭を抱えるばかり。
基本的に「調剤基本料」には加算がついて来る。
「基準調剤加算」と「後発医薬品調剤体制加算」がある。
基準を算定するには24時間開局が条件となり、これはかなりハードルが高い。
後発医薬品がどうだろうか。
こちらは処方元の医師に相談出来ないのか。
そんな話をすると「院長とはいい関係だ」と言うではないか。
では、なぜ?
要は、25点になったことだけが頭にあり、後発医薬品で22点を回復出来ることを忘れている。
と言うか、院長に依頼する勇気がない。
職員の生活がかかっているって事を自覚して欲しい。

薬価差益も本体価格(消費税抜き)で前回と同じ値引き率を勝ち得たが、薬価自体が6%くらい下がっているので実質的な薬価差益も6%近く圧縮となっている。

昨年の同月との比較を確り把握しておかないと、9月の中間決算や年明けの本決算に利益が大幅に少なくなってもお手上げになる。
ある会社では会計事務所から出てくる月次の試算表が月末近くになっていることも多い。
月をまたぐこともある。
9月の締めが10月の後半である。
こうなると1ケ月の対策遅れとなる。

世の中は、自分が思うほど甘くない。

今日は九州から四国に移動する。
昼は何度食べても美味い"うどん"である。




目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする