医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

願とは

2014-01-02 05:54:57 | 薬局
こんなこともあるんだなぁ。

所在が確認できない乳幼児が37都道府県の334市町村で計4,176人もいることが分かった。
因みに、都道府県数は47あり、市町村数は1,719あるらしい。
ということは、全数ではなくまだ増える可能性が高い。
これは昨年11月に市町村を対象にアンケート調査を行った結果らしい。
アンケート調査は1歳未満の乳児、1歳6ヶ月児、3歳児の各検診を受けていない乳幼児で、自治体の職員が家庭訪問するなど所在確認ができなかった人数である。
確認できなかった1歳未満の乳児で499人、1歳6ヶ月児で1,423人、3歳児で2,254人となっている。
これだけではない。
1歳半と3歳の検診の未受診児は約15万人もいて、その約2.5%になるという。
この国はどこかがおかしくなっている。

昨年も恐ろしい話がいくつかあった。
乳幼児への虐待や餓死である。
なぜこんな惨いことが起きるのか。
自治体のせいだけにはできないが、自治体としても人手不足で訪問ができないらしい。
その他にも個人情報の壁があるとか。

平成25年7月時点での日本の人口は127,338,621人だそうだ。
この下一桁の数字は何なんだろうか。
以前、亡くなっているにもかかわらず年金を受け取っている超高齢者の存在がクローズアップされた。
中には200歳近い超高齢者もいたような気がした。
これを踏まえてかなり改善されたと思ったが、今度は乳幼児の所在が怪しい。
127,338,621は信じられない統計だ。

昨年は〟アベノミックス“で景気が復調傾向だと発表されている。
表の部分はあでやかな感じであるが影もあることを認識したい。
医療業界は伸び続けている。
それが当たり前にならないように、もっと広くこの国を考えなければならない。

わずかなお賽銭をあげて「家内安全、商売繁盛、お金がいっぱいできますように」など個人的・私的なのを「欲望」というらしい。
ところが「核戦争などが起きませんように、世の中が平和でありますように、自然環境が守られますように」などと心から念じることを「願」という。
そんな「相田みつを」さんの言葉を思い出しながら、昨日は吹雪の中初詣に行ってきた。さて、手の中の100円玉に思いを込めて「願」を念じようとしたが、なかなか出てこない。
何と小さな自分かとちょっと悔しかった。

今の自分は今の4,176人でなかったことに感謝し、改めて「願」を考えさせられた。



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