医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

決定ですか!

2014-01-18 05:22:00 | 薬局
本当に、手付かずですか。

消費税の上乗せ分が調剤基本料に1点追加となりそうだ。
で、誰しも現行の40点または24点に1点の追加と考えている。
では、だれが調剤基本料をそのままと決めたのか。
どこにも記載されていない。

先日の「論点の整理」(案)の中の終わりの方に「大規模薬局の調剤報酬の適正化等」が記載されている。
(1) 処方せん枚数、特定の保険医療機関に係る処方せん調剤の割合等に着目し、いわゆる門前薬局の評価を見直す。ただし、24時間調剤が可能な保険薬局については、この限りではない。
ここに大規模の定義も何も見えてこないが、門前薬局への評価を見直すとある。
ここで言う評価とは何であろうか。
ひょっとして調剤基本料だとすると24点を見直すとなる。
24点を見直すということは40点もどうなるのかわからない。
そもそも全国に24点で算定している薬局は500軒ほどしかない。
そうなると24点の薬局を増やすって事なのか。
どこかで調剤基本料は現行通りと聞きましたか。

(2) 妥結率が低い場合は、薬価調査の障害となるため、妥結率が一定の期間を経ても一定率以上を超えない保険薬局及び医療機関の評価の適正を検討する
これもどうやって調べるのでしょうか。
自己申告でしょうか。
それとも医薬品卸からの密告でしょうか。
価格は仮で決めて、後から値引で調整もあり得る。
未だに決まっていない大所もある。

気になる部分はまだある。
「外来機能分化の更なる推進の観点から、主治医機能を持った中小病院および診療所の医師が、複数の慢性疾患を有する患者に対し、適切な専門医療機関と連携することにより、継続的かつ全人的な医療を行うことについて評価を行う」
これは以前にもブログの中で紹介した「主治医機能の見直し」である。
表現こそでていないが、この「継続的かつ全人的な医療」には服薬管理も含まれている。
いろいろな医療機関からもらう薬を薬剤師ではなく、医師が行うというものである。
ここに評価とあるので、何らかの形で薬剤師業務の重複・相互作用のチェックが奪われないのか。

さて、昨日は毎月行われる東京でのHSEセミナーだった。。
今回は2講とも身に迫る内容で、薬剤師の法的な責任と歯科医による口腔ケアである。
薬剤師の法的責任では雇用者としての研修の場の提供の在り方と、薬剤師手当は自己研鑽への費用だと考えさせられた。
また、口腔ケアで胃ろうの患者が口から食べられるようになった事例は何とも感動的だった。
まだまだ未熟な自分を感じ、伝えたいことがまた増えてしまった。




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