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もの忘れチェック表

 名古屋市医師会は2007年度から、開業医と専門医療機関、市が連携して認知症の早期発見や治療にあたる「なごや認知症安心安全プロジェクト」を始めるという。新聞の記事で読んだのだが、以下に3月22日の中日新聞朝刊から関連記事を抜粋してみる。

 プロジェクトは、同医師会の「かかりつけ医認知症対応力向上研修」を受けた開業医(かかりつけ医)を、物忘れ相談医として登録。かかりつけ医は認知症の疑いのある患者を診断し、その結果に応じて認知症治療の専門医のいる大学病院や基幹病院などに紹介する仕組み。
 具体的には、同医師会が独自の「物忘れ相談チェック表」を作って、保健所や区役所などに置いてもらう。チェック表には(中略)20のチェック項目があり、3項目以上該当した人に、もの忘れ相談医の受診を勧める。
 そのう5つ以上該当した受診者に対しては、かかりつけ医が認知機能の国際的調査方法であるMMSEと呼ばれる二次スクリーニング検査を実施。30点満点の減点方式で23点以下の受診者は、かかりつけ医が診断して「正常」「経過観察」「要精密検査として専門医受診必要」の三群に振り分ける。

この記事の横には「もの忘れ相談チェック表」の20項目が載せられている。私も近頃ぼーっとしていることが多い気がするので、一度チェックしてみようと思う。

 ①1日に1回以上、置き忘れがある。
 ②今日が何月何日なのか、思い出せない。
 ③1日に1回以上、ど忘れがある。
 ④朝食の内容が思い出せないことがある。
 ⑤漢字が書けないことがよくある。
 ⑥物の名前が出てこない。
 ⑦以前に比べて新聞やテレビを見なくなった。
 ⑧知り合いの人の名前が出てこない。
 ⑨元気で働けない、または仕事をやる気がしない。
 ⑩火の不始末がある。
 ⑪この1ヶ月間一度も電話をかけていない。
 ⑫計算間違えが多い、また勘定をよく間違える。
 ⑬いつも孤独感や寂しい気持ちがある。
 ⑭よく知っている道で迷ったことがある。
 ⑮会合や社会奉仕活動に全く参加していない。
 ⑯1日に1回以上物をどこにしまったか忘れることがある。
 ⑰この1年間旅行を全くしていない。
 ⑱野菜の名前を10個以上言えない。
 ⑲話している言葉がよく聞こえない。
 ⑳現在の総理大臣の名前を知らない。

 やってみた。ヤバイかもしれない。該当した項目が、①③⑧⑮⑰の5項目もあった・・。これだとMMSEという二次検査を受けなくてはいけなくなる。そこでこのMMSEを調べたら、例題のようなものがあった。じっくり読んでみたが、さすがにこれなら大丈夫だろう、間違いなく「正常」と判断されるはずだ。しかし、チェック表で5項目も該当したのは紛れもない事実だから、やはり「認知症」予備軍であるかもしれないという自覚は持っておいたほうがいいのかもしれない。
 
 塾長なのに、ダメじゃん。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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